景況感 悪化止まらず（朝日新聞）

 朝日新聞によれば、景気に関する主要１００社のアンケートで、国内景気が「足踏み状態」（６７社）「後退」（１２社）と答えた企業が合計約８割あったとのことです。

この要因としては、「個人消費」のほか「企業収益」「海外経済」「輸出」が挙げられています。

また、今後の国内景気への懸念材料では、「海外経済の先行き」「個人消費の停滞」が多いということでした。米中貿易摩擦、日米貿易、消費増税による個人消費の落ち込みなどが懸念されているのでしょう。

大企業においてもこのような景況感ですから、中小企業にとってはさらに深刻だと思われます。しかし、逆転の発想をすればピンチはチャンスです。ピンチをチャンスに変えた中小企業も多く存在します。

ピンチをチャンスに変えるために必要なもの、それは昨日述べた「ONE TEAM」「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」です。会社一丸となって顧客視線・顧客第一主義で取り組むことです。

そして、他社にまねできない中核的な能力（コア・コンピタンス）を持つことです。このコア・コンピタンスをもとに自社の経営戦略を立てましょう。大企業だけでなく中小企業においても経営戦略は必要です。難しく考える必要はありません。

中小企業経営者の方々の頭の中にも漠然とした形で「こういう風にしたい」「こうなりたい」というものがあるでしょう。これが経営戦略の芽になります。これを形にできなければ単なる夢で終わります。中小企業経営者の方々の頭の中にある漠然とした何かを経営戦略として形に変え、芽を大きく育て花を咲かせましょう。