中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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休日の本棚 言葉には力がある

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おはようございます。

「ペンは剣よりも強し」と言われるように言葉には力があります。言霊と言われるように言葉には魂が宿っています。言葉を唱えることによって人生が変わるというと言いすぎかもしれませんが、言葉を唱えることでポジティブになって前向きに行動できたり、迷いがすっと消えることはあるのではないでしょうか。今日は、飯田史彦著「生きがいの宝箱」(PHP)を紹介します。飯田氏は経営心理学者で福島大学元教授で、現在は「飯田史彦メンタルヘルス・マネジメント研究所」の所長などを務めています。「生きがいの創造」「生きがいの本質」「生きがいの探求」「生きがいの教室」「生きがいのネットワーク」(いずれもPHP)など「生きがい」と題した多くの書籍を書かれていますが、その中から「生きがいの宝箱」を取り上げます。この本は、飯田氏が過去に書かれた書籍から言葉を選び、それにふさわしい写真とともにまとめたフォト&メッセージ集です。この言葉と写真がどう結びつくのか飯田氏の意図を考えながら眺めるのも面白いかと思います。「人生に迷うすべての方々へ」贈られた言葉の中から、いくつか言葉を紹介します。

  • 自分に対する責任ですよ。チャンスを逃さないで、果敢に挑戦する責任ですよ。最愛の人と幸福になるチャンスに出会いながら、指をくわえて何もしなかったという後悔をしないために、今、勇気を出して勝負をかける責任ですよ。
  • D「それでは、仕事の価値の差は、いったい何によって決まるのですか?」  C「その仕事に呼ばれているかどうか、ということだ。それぞれの人が、それぞれに適した仕事に呼ばれている。だから、自分が呼ばれた仕事を一生懸命にやっていくことが大切なのだ」                        D「どの仕事が、どの人を呼ぶかということは、どうやって決まるのですか?」C「それぞれの人が、その時点で学ぶべきことを持っている。したがって、それぞれの人間の学びに適した仕事が、最適な人物を呼び寄せるのだ」
  • 自分のまわりに起きてくる出来事を、素直に受け入れる覚悟をすることが「自分の人生に恋をする」ということだ。恋をしている相手のことは、何でも好意的に解釈しちゃうのが、人情ってもんだよね。だから自分の人生に恋をしている人は、どんなトラブルに巻き込まれても、自分を困らせる「人生」という恋人に対して、「困った奴だけど、そこがまた可愛いんだよなあ」なんて言う、寛大な気持ちで受け入れることができるはずなんだよ。ほんの少し、発想を変えるだけでいいんだよ。
  • やりたくない仕事や、付き合いたくない相手に直面したときこそ、「愛そう」という決心が大切になってくるんです。そのためには、「やりたいかどうか」「付き合いたいかどうか」という評価そのものを、まず捨ててしまえばいいんですよ。つまり、「自分は、今、この仕事を担当している」という理由だけで、その仕事を愛そうと決心するんです。そして、「今、この人々と一緒に仕事をしている」という理由だけで、職場の仲間を愛そうと決心するんですよ。
  • 希望とは、「いつか事態が好転する材料が現れるに違いない」と信じることであり、今現在、その材料が全くなくても、希望だけは抱くことが出来ます。そして現実に、世の中には、奇跡のような幸運に恵まれて、絶体絶命の大ピンチから抜け出すことが出来た人々が、あなたが思っているよりも、はるかにたくさんいるのです。今この瞬間にも、世界の各地で、そのような幸運が、たくさん起きているのです。それは決して奇跡ではなく、いつあなたの身に訪れるかもしれない、どこの誰にでも生ずる可能性がある、ごく自然な出来事なのです。
  • もしも、本当に目の前が真っ暗である場合には、その場に立ったままで灯りを探すのではなく、手探りしながら歩き回ってみてください。そうすれば、きっと、それまでは物陰に隠れていた、ほのかな灯りを発見することが出来るはずです。
  • たとえ、あなたが、ほかの人より恵まれていないと感じていても、ひどい目に遭っていると感じていても、運が悪いと感じていても、辛い人生を呪っていても、それでもあなたが人間であるかぎり、「愛」そのものである「精神宇宙」としっかりとつながっています。そして、ただその事実があるというだけで、あなたは、いつも幸せでいることが出来るはずなのです。あとは、あなたが、その事実を認め、「精神宇宙」に感謝し、胸いっぱいに希望を抱きながら、よりドラマティックな人生を歩み進めれば、よいだけのことです。本当は、人生は、あなたに対してとても優しいのですから…そして、あなたは、ただ愛するために生まれてきたのですから…
  • どのような仕事を選ぶべきか迷ったならば、「より困難ではあるが、より実り大きい仕事」を選んでみましょう。そうすれば、「成功するかどうか」という評価基準とは別に、「挑戦する」という、決して失うことのない貴重な価値を手に入れることができ、その時点で、結果に関わらず、「自分にとっての勝利」が約束されるからです。
  • 今後試験が終わるまでの2週間は、皆さんにとって、「自分の人生の縮図」だと思ってください。試験という試練に直面している自分が、この2週間をどのようにして過ごすかということを見れば、自分の人生も見えてきます。そのためにも、今、自分の価値観を、思考パターンを、生活スタイルを変えるんですよ。より前向きで、創造的な方法へと、変えていくんです。それは、あなたにしかできないし、あなたならできるはずです。いいですね。今、この瞬間から、自分を変えるんです。そうすれば、その瞬間に、10年後、20年後の、あなたの未来も変わるんですよ。
  • 仕事そのものに意味はありません。仕事は、道具に過ぎないからです。仕事は、あなたを表す道具にしか過ぎないのですから、仕事そのものには意味などありません。仕事をすることを通じて、あなた自身が意味を持つのです。どのような仕事であっても、その本質は、光を表現することです。いかなる仕事であっても、その仕事を通じて光を表現することが出来れば、その時にこそ、あなたは意味を持つのです。
  • 結局のところ他の誰も、あなたに「生きがい」を与えてくれるわけではありません。自分自身の意志と力で探求しなければ、何も生まれず、何もやってこないのです。しかし、だから、あなたが真の生きがいを探求する旅に出ようと決心すれば、きっと素晴らしい実りの数々に出会うことが出来るに違いありません。 

他にも多くの言葉と写真が載っています。じっくりと味わえば実りの多い人生にしてくれるように思います。

他にも多くフォト&メッセージの本は出版されています。例えば、江原啓之著「1日の始まりに開く本」(飛鳥新社)は短い言葉が載っていて、朝起きがけに目を通すとよいでしょう。

  • 大きく息を吸って、そして吐く。昨日のネガティブなエナジーを吹き飛ばしてしまいましょう。
  • 「おはよう!」朝一番の音霊と言霊が、今日の運命を切り開く。
  • 感謝のエナジーは、いのちの輝きを生み、幸せを引き寄せる。
  • よい種を蒔けば幸せを刈り取ることが出来る。幸せになりたければ、人を幸せにすればいい。
  • 不幸の数を数える人は幸せになれない。感謝の数を数える人は、幸せになれる。
  • 運命を拓く合言葉。創意・工夫・努力。
  • 笑いましょう。そして笑わせましょう。笑いはどんなにネガティブなエナジーも幸せに変えてくれる。
  • 人に悩みはない。あるのは問題のみ。
  • 人生には迷う時が。努力しても、うまく進まないときもある。良い知恵が浮かばないときもある。良い縁が繋がらないときもある。そんな時はただ、「まだ時期ではない」だけ。
  • 私たちは傷ついたことを悲しむ必要はない。石と同じように磨かれているのだから。
  • たとえ小さな石でも、積み重ねればやがて立派な神殿となる。私の小さな意志も積み重ねればやがて大きな夢を実現できる。
  • 現世という旅は大冒険。どんな困難も、意識ひとつで、またとないチャンスに変わる。
  • 孤独の中でも楽しもう!病気の中でも楽しもう!悲しみの中でも楽しもう!迷いの中でも楽しもう!怒りの中でも楽しもう!
  • 大丈夫!あなたは見守られている。
  • 思いっ切り深呼吸!

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