中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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ディズニーランドの買い物袋有料化から再び環境問題を考える。

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で281人、うち東京77人、大阪45人、神奈川29人、愛知21人などとなっています。休日の検査件数の少なさや台風の影響で集計作業が出来なかった県があり用ですが、それでも大幅な減少で、第2波の収束が見えてきた気がします。しかし、新型コロナウイルスは油断をすると首を持ち上げてくるような厄介なバケモノです。インドでは感染者数がブラジルを抜き世界第2位となったようですが、世界1位のアメリカや3位のブラジルが減少傾向にあるのに、増加が続いています。それも第2波ではなくまだ第1波の真っ最中です。また、ハワイのオアフ島では感染者数の増加に伴い8月末から第2回目のロックダウンが始まっています。世界的に経済再生が進められグローバルな人の移動が行われるようになると、再び全世界に感染が広がります。まだまだ注意が必要です。

帝国データバンクは、新型コロナ関連倒産が今週中にも500件を超える見通しと発表しました。新型コロナ関連倒産とい「新型コロナウイル氏が倒産の要因となったことを当事者又は代理人が認め、法的整理または事業停止(弁護士に事後処理を一任)となったケース」をいいます。従って、新型コロナが原因の休廃業は含まれていません。休廃業を含めるとこの何倍もの数字になると思われます。

昨日書いたように、「なりふり構わず」「あの手この手」「がむしゃらに」方に触れなければ何でもやって会社と従業員を守り抜くという中小企業も多くあります。頑張ってもらいたいものですし、期待は出来そうにありませんが次期首相にはしっかりとした中小企業対策をとってもらいたいものです。

話は変わりますが、オリエントランドは、東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーでもこれまで無料提供していた買い物袋を来月から有料化すると発表しました。7月1日にレジ袋の有料化がスタートして2カ月が過ぎました。ディズニーランドやディズニーシーで使用されているレジ袋はバイオマス素材40%を配合した環境にやさしいもので有料化の対象ではありませんが、レジ袋有料化の動きに合わせて行われるようです8実際のところは、コロナの影響で休園が続き収入減になったことも要因でしょう)。1枚20円と高めですが、ディズニ―ランドやディズニーシーに行った記念に買うでしょう。

日本は、国民一人当たりのプラスティックの容器や包装のゴミの量は世界第2位です。レジ袋も国民1人当たり1日1枚使っていると言われています。プラスティックごみによる海洋汚染が世界的に大問題で、プラスティックごみを燃やすことで地球温暖化にもつながります。プラスティックごみに対する日本の対策の遅れが指摘され、7月1日からレジ袋の有料化がスタートしました。

レジ袋有料化から2か月が経ち、少しずつ慣れてきているものの、つい自前の買い物袋を持参するのを忘れレジ袋を買う羽目になることもあります。また、これまで無料でもらっていたレジ袋はごみ捨て用に利用されていた家庭が多いようですが、そのためごみ出し用にポリ袋を買う人が増えています。それではプラスティックごみ削減につながっていきません。

実際のところ、国内に漂流した海洋ごみのうちレジ袋は全体の約0.3%にしかすぎず、家庭ごみで出されるプラスティックごみのうちレジ袋が占める割合は約2%です。レジ袋を湯量化して削減したからといって、大した効果は期待できません。しかし、社会全体でプラごみ削減や地球温暖化の防止という環境問題に取り組むのに1番取り組みやすいところです。レジ袋の有料化を辻て国民が環境問題に対する意識を高めることが出来れば、意義あることになります。レジ袋に意識を向け、次はペットボトルへと意識を向けて行きましょう。

環境問題は個人だけでなく企業の問題でもあります。以前にも書きましたが、2015年9月の国連で開かれたサミットでSDGs(持続可能な開発目標)が決められました。これは国際社会全体が進めていくべき共通の目標です。この中には当然環境問題も含まれます。SDGsを経営の中に取り入れようとする企業も増えてきています。企業においても環境にやさしい経営を目指していきましょう。