中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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休日の本棚 仕事力を一瞬で挙げるカラダのスイッチ

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で1332人、そのうち東京294人、神奈川137人、埼玉69人、千葉61人、愛知113人、大阪191人、北海道187人などとなっています。北海道と神奈川で過去最多となる新規感染者が確認され、首都圏、関西圏、愛知でも8月以来の高水準となり、第3波が現実味を帯びてきています。

今後寒くなり乾燥すると、飛沫が拡散されやすくなるので、暖房を入れて部屋を閉め切るのではなくこまめに換気を行い、あとは密を避け、新しい生活様式を続けましょう。

今年も2カ月を切り、今年度の新語・流行語大賞のノミネート語30が発表されました。新型コロナ禍の世相を反映して、新しい生活様式・密・ソーシャルディスタンス・アベノマスク、・ステイホームなど新型コロナ関連が半数近くを占めています。新型コロナ禍の世相を反映しています。

最近のニュースで、新型コロナと血液型の関係、O型は感染しにくく重篤化しにくいという記事がありました。感染症と血液型の関係は、これまでも研究・議論されてきていました。

血液型は、赤血球の表面の糖連鎖という糖が鎖状につながったものの構造の違いによります。そのようなもので、性格判断ができるのかとの疑問はありますが、どうやら感染症には関係があるらしいのです。かつてSARSの流行時の研究・調査で、O型の人はSARSに対する感染リスクが低いことが判明しています。また、SARS以外にも、コレラはO型がかかりやすくA型はかかりにくく、マラリアはO型がかかりにくく重篤化しにくい、O型はA型やB形、AB型に比べノロウイルスには感染しやすいなどです。

SARS流行から15年経ち、新型コロナが流行し、今度は新型コロナと血液型の関係について研究・調査も世界各地で行われています。中国やデンマークでの調査によれば、O型の人が感染しにくくA型が感染しやすいということのようです。イタリアとスペインの研究でも、A型は感染すると重篤化リスクが45%高く、O型は35%リスクが低いという結果が出ています。こうした研究結果から見れば、O型がA型に比べ感染しにくく感染リスクが低いのではと安堵しています(ちなみに私はO型です)。ただ、逆にO型よりもA型、B型、AB型の方が重症者は低いというアメリカでのデータもあるので、まだ決着はついていないようです。

さて、昨日は会計の本の紹介でしたので、今日は気楽な本を紹介します。

鮎川史園著「仕事力を上げるカラダのスイッチ」(自由国民社です。鮎川氏はセルフ整体マスターインストラクターで、この本は、「『身体を整える』ことで仕事力をアップさせよう」という趣旨の本です。本来の自分の能力を最大限発揮できるようにするには少しでも身体に不調があってはいけません。身体を整えることが重要です。健康管理ができない人はビジネスでもダメだと言われます。しかし、この本は、早朝ジョギングや筋トレ、激しい食事制限の管理などを進めているわけではありません。誰でも簡単にできる「セルフ整体」で本来の筋肉の状態に戻そうと言っているだけです。

セルフ整体」とは、90秒間筋肉を緩める姿勢を取ってじっとしているだけという極めてシンプルな筋肉療法で、「ミオンパシー」と呼ばれるものを自分でできるようにしたものだそうです。

誰でもが筋肉を本来の状態に戻すことで、本来の能力を発揮できるベストコンディションを維持することが出来ると言っています。

筋肉は突然の負荷や持続的な負荷に対して、固くなることで対応し、一度固まった筋肉は、放っておいても柔らかく戻ることはないそうです。筋肉が固く縮んでいることで発生している痛みは、ストレッチやマッサージで改善しようとしても改善しません。筋肉は損傷を防ごうとして固く縮んで守っているわけなので、無理に伸ばそうとするのは逆効果です。そこでm整体師は筋肉を緩める施術を行いますが、それを日ごろから自分でできるようにと著者らが考えたのが「セルフ整体」だそうです。

では、そのやり方を紹介します。セルフ整体の流れは次の通りです。

  1. 固くなった筋肉を探す・・・指でグリグリ押さえて、痛い・いた気持ちいなどというところは筋肉が固く縮んでいるところです。
  2. 違和感が消える姿勢を見つける・・・抑えた強さを変えずに姿勢を変えて違和感が消えるところを見つけます。
  3. 90秒間姿勢をキープする・・・違和感が消える姿勢が見つかると、押さえていた手は離し、そのままの姿勢を90秒間キープします。
  4. 緩めた筋肉に力を入れないようにそっと元に戻す・・・90秒経ったら、ゆっくりと元に戻ります。力を入れずゆっくりと行います。
  5. 違和感が消えていることを確認する・・・最初に押さえた個所を同じように押さえてみて違和感が消えていることを確認します。

たったそれだけです。90秒以上やっても意味はないそうです。90秒以上やっても違和感が消えなければ、別の個所を探して同じようにする方がいいのです。

本書では28の筋肉個所に応じて、セルフ整体のやり方が説明されています。その中から、現代人に一番多い肩、腰に関係する凝りの改善方法を紹介しておきます。

1.腰がだるい・・・腰痛の主な原因は、お腹側にある大腰筋という筋肉が固く縮んでいるために背中側に負荷がかかっていることから起きるそうです。そこで、

  • 大腰筋(お腹の奥の筋肉)…椅子に座って、①大腰筋の固くなったところを探します。②違和感のある個所が見つかると、状態を前に倒し、左右にゆっくりとひねります。③違和感がなくなった個所が見つかると90秒その姿勢をキープします。④ゆっくりと元に戻ります。
  • 大腿直筋(太ももの前側の筋肉)…椅子に座って、①太ももの真上を押し違和感のある場所を探します。②上体を前に倒します。③違和感がなくなる姿勢が見つかると90秒間その姿勢をキープします。④ゆっくりと元に戻ります。 
  • 腰方形筋(背中側の筋肉)…立った状態で①親指で真横からつかむように押していきます。②違和感のある場所が見つかると、壁にもたれ、緩める側のつま先を外側に向けます。③違和感がなくなるポイントを見つけその姿勢を90秒キープします。④ゆっくりと元に戻ります。 
  • 広背筋(肩甲骨の下側の筋肉)…椅子に座って、①肩甲骨の下側を押さえ、違和感のある場所を探します。②違和感のある側の腕を椅子の背もたれの反対側に手を引っかけるように伸ばします。③その姿勢を90秒間キープします。④ゆっくりと元に戻します。

2.肩が痛い・・・肩こりを改善するためには、胸側の筋肉と肩甲骨周りの筋肉を緩めます。肩こりの原因は元をたどれば、腰回りの筋肉が固くなっていることによる猫背が原因であることも多いので、腰痛の場合の、大腰筋・大腿直筋も併せて行った方がよいようです。

  • 大胸筋(胸の広い範囲にある筋肉)…椅子に座って、①鎖骨の下あたりの筋肉を反対側の手に指で押します。②違和感のある所を見つけ、緩める側の腕を持ち上げ反対側の肩の上に乗せます。③違和感が消えたところで指を離し90秒キープします。④ゆっくりと元に戻します。
  • 菱形筋(背骨から肩甲骨にくっついている筋肉)…椅子に座って、①肩甲骨の内側から背骨に向かう筋肉をグリグリ押します。②違和感のある側の肘を後ろに出し、肩が少し持ち上がり肩甲骨が内側に寄せられるようにします。③指を離して90部王キープします。④ゆっくりと元に戻します。
  • 肩甲挙筋(肩甲骨の一番カーブが強い部分から首の骨につながっている筋肉)…椅子に座って、①肩甲挙筋の内側を指でグリグリ押します。②緩める側の肘を後ろに出し、背もたれやひじ掛けに乗せます。③肩が持ち上がり、肩甲骨が内側に寄せられるように位置を調整し、指を離し90秒キープします。④ゆっくりと元に戻します。
  • 中部僧帽筋(肩甲骨の間にある筋肉)…立ったままで、手が届かないので、固くなっていることを前提にします。①壁に向かって立ち、緩める側の腕を真横に伸ばします、手のひらを壁に付けて、身体は反対側を向きます。②力を抜いて90秒キープします。③ゆっくりと元に戻ります。
  • 上部僧帽筋(肩の上部にある筋肉)…椅子に座って、①方の真上の盛り上がったあたりの筋肉を指で押さえ違和感のある場所を探します。②緩める側の腕をバンザイするように真上に持ち上げ、肘を曲げて頭の上に乗せます。③違和感が消えたところで指を離し90秒キープします。④ゆっくりと元に戻します。
  • 広背筋…腰痛の所で説明されています。

セルフ整体を毎日のルーティンとして習慣化できれば、固まり縮まった筋肉から解放され、最高のパーフォーマンスを発揮できると言われています。

新型コロナ禍で、家にいる機会が多くなり運動不足になりがちです。セルフ整体を行うのも良いように思います。参考までにやってみてください。

 

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