中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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ファシリテーション(会議の円滑な進行)

f:id:business-doctor-28:20191210091112j:plainおはようございます。

昨日の新規感染者は全国で1441人で月曜日の発表としては多い数字になっています。その内訳は、東京311人、神奈川84人、埼玉66人、千葉69人、愛知108人、大阪262人、北海道151人などです。重症者は472人と過去最多、死者も26人出ています。

新型コロナの第3波の襲来で、感染拡大の歯止めがかからない状況で、新規感染者数の急増とともに、死者数と重症者数が過去最多のペースで増加しています。政府分科会はGoToキャンペーンを一時停止して感染拡大防止を優先すべきとの立場を示していますが、相変わらず、政府には危機感が乏しく、大阪・札幌のGoTo除外を渋々承認したもののGoToキャンペーンを継続して経済活動を優先させようとしています。「勝負の3週間」というのも単なる口先だけ、国民の行動に頼りすぎ、無策としか言いようがありません。おまけに、昨日、自民党は「GoToトラベルをGWまで延長すべき」との提言を政府に出す始末です。感染が拡大し多くの地域がステージ4になろうとして今にも緊急事態宣言発動の条件に達しようとしている状況で提言すべきことですか?

あまりの愚かさ・馬鹿さ加減に開いた口がふさがりません。

菅首相は、コロナ対策が重要課題と言いながら、経済優先にかじ取りしGoTo事業を積極的に推進していますが、経済と感染防止の両立が必要です。感染拡大の兆しが見え始めたら、まずはそれを封じ込めることを優先すべきです。封じ込めがある程度成功すれば少しずつ経済活動を再開するというように、アクセルとブレーキをうまく使うことが重要です。それが長い目で見れば経済に好影響を与えます。第1波、第2波で学んだ教訓やその時の反省が全く生かされていません。

政治ジャーナリストの野上忠興氏は「『危機管理に長けたレジェンド・菅』のメッキが剥がれた。首相就任以来、コロナ禍対応は中途半端かつ後手が目立つ。国会に臨んでも、官僚が作成した答弁を棒読みで、覇気もなければ気概も感じられず、心がこもっていない。社会不安が増大するなか、国民を安心させるビジョンを語ることもできない。GoTo事業の見直しもこのままでは感染拡大を長引かせるだけだ」と言っています(週刊朝日の記事から)。まさにリーダーとしての資質が疑われます。

菅首相からはコロナ対策への懸命さや危機感は伝わってきません。ほとんど記者会見も行わず、行ったとしても原稿を棒読み、記者の質問にもまともに答えずと言ったところです。東京都の小池知事や大阪府の吉村知事などが、定例会見だけでなく必要に応じ記者会見を行い、記者からの質問に丁寧に答えているのとは大違いです。

また、医療ガバナンス研究所の上昌広医師は「第3波では若い無症状の感染者が増えている。彼らがGoToを通じ感染を広げてしまった可能性が高い。世界の潮流は無症状の人にもPCR検査を実施し、感染者を見つけて行動を自粛してもらうこと。しかし、厚労省は無症状の人の検査に消極的で公費扱いにならない。結果として感染を再拡大させ、経済対策にも失敗する」と言っています(週刊朝日の記事から)。

本当にいま行うことは何なのか、メンツにこだわり誰が何と言おうとGoToを推し進めていくことなのか、専門家や国民の声(アンケートでは80%の人が一時中止すべきと回答しています)に耳を傾け感染防止に積極的に取り組むか、によって政府の真価が問われています。もう残された時間はありません。待ったなしの課題です。

この頃、「勝負の3週間」ということで、コロナ関連を長々と書いてしまっています。

さて、これからビズネスの話です。今日はヤフーニュースから「会議の成否の8割は『事前準備』で決まる」という記事を取り上げます。

以前「パワポ禁止、箇条書き禁止』のすごい会議」でアマゾンの会議を取り上げました。そのときに、「『その場で読んですぐに理解できる文章を書く』ことが資料作成の必須条件」「会議の資料は見栄えではなく中身だ」と書きました。誰もが読んですぐに理解できる文章を書くためには、必然的に何度も書き直し推敲を重ね、作成者の頭が整理されていなければなりません。まさにこの記事のタイトルにあるように事前準備がすべてです。

会議は会議を開くこと自体が目的ではありませんし、会議資料作成が目的でもありません。最終目的は資料によって提案されたアイデアや施策を実行に移すことです。「やりっぱなしの会議」では意味がありません。

この記事でも、会議が「やることに意義がある」ようになってしまっていると言っています。会議のちゃんとした進行役がいると、意見が出て、議事が明確で、結論が早く出てすっきり終わることがあるというのです。この記事は会議の中身というよりは会議の進行に焦点が当てられています。

この記事て語られているのは「ファシリテーション」、つまり「会議の円滑な進行」です。「良い会議」の特徴は、時間通りに終わる、結論が出る、意見が出る、全体の雰囲気がいい、テーマが明確です。

ファシリテーションで重要なのは、会議が円滑に行われるように、「そのプロセスをリードして、活発な意見が出る『場づくり』を演出すること」です。そのためには、会議の必要性や目的を明確にし、そのテーマに沿った「アジェンダ(進行表)」を作成することが重要になります。

この記事では「事前準備するアジェンダ作成で8割の会議の成否が決まる」と言っています。確かに、会議の進行は極めて重要ですが、やはり会議の中身が勝負を決するように思います。ただ、会議の中身を際立たせるために形式面である議事進行も重要になってきます。会議の中身とファシリテーションアジェンダ)の両方がうまくかみ合っているときに「よい会議」だと言えるように思います。

この記事でも、アジェンダの作成について、①会議の名称 ②会議基本情報 ③会議の目的とゴール を明確に記載することが必要と言っています。ここでも箇条書き的な記載は駄目なのです。特に、③会議の目的とゴールについては「会議で何がしたいのか」を明確にする、そしてそれを具体的に書くことが重要です。

また、重要なのは、進行内容とタイムスケジュールです。議題ごとに具体的な時間設定や所要時間を明確にすることも大切です。具体的な時間が記入されることで時間厳守への意識も高まります。約何分とか何時何分頃までというのではダラダラと一つの議題に時間がかかりすぎ後半に行くほど時間不足となって中途半端に終ってしまいます。

アジェンダの作成には、「議題の時間配分に無理はないか」「このステップできちんとゴールにたどり着くか」などの思考を巡らすことが大事ですが、議題の提案者のプレゼン内容を予めしっかりとつかんだうえで時間配分することが重要になると思いです。

イメージが湧かないままに仕上げたアジェンダでは詰め込みすぎて駆け足で最後まで行ってしまうことが往々にしてありますが、イメージが湧くようにアジェンダが作られると提案者の作成資料もさらに読みやすく理解しやすくなり、スムーズに進行します。

アジェンダと作成資料の双方を充実させることがより良い会議には必要です。