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今日2月2日は124年振りに節分!

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で1792人、東京393人、神奈川221人、埼玉159人、千葉192人、愛知80人、大阪178人、兵庫60人、京都63人、福岡63人、北海道76人などとなっています。休日で検査件数が少ない日のデータでありますが、思いのほか急激に減少していて喜ばしいことです。ただ、ネットでは、あまりに急激な減少に緊急事態宣言解除に向け検査数の操作が行われているのではないかと不信視する声もあります。緊急事態宣言の延長は、今日専門家の諮問委員会を開いて決定されますが、政府は、栃木を除いた10都府県については3月7日まで延長する方針です。まだまだ医療体制はひっ迫しておりやむを得ないと思います。ただ、特措法の改正が昨日衆議院で可決され参議院に回されましたが、財政支援について十分に審議がなされておらず、支援策も不十分です。緊急事態宣言で時短営業を要請するなら、十分な経済的支援が必要ですし、緊急事態宣言の影響を受けているのは飲食店だけに留まりません。不公平にならない十分な支援が望まれます。

今日は節分です。節分と言えば2月3日というイメージですが、節分は固定されたものではなく、立春の前日を意味します。今年は2月3日が立春なので、今日が節分というわけです。元々、節分は季節を分けるということで、本来は各季節の始まりである立春立夏立秋立冬の前日を指していましたが、立春の前日だけが「節分」として残ったようです。立春の前日だけが残ったのは、立春が旧暦の正月に近く、年の変わり目の意味が強いからだと言われています。だから、節分を「年越し」とも言うのです。

今年は124年振り(前回は1897年)に2月2日が節分となりますが、1984年のように2月4日が節分だった時もあります。2月2日が節分になるのは極めて珍しいことかと思いきや、これからはオリンピックのように4年ごとに2月2日が節分になるようです。何故節分の日がずれるのかと言えば、地球の公転周期が1年ちょうどでないことが関係しています。地球が太陽の周りを回る運動=季節の巡りこそが真の1年ですが、1太陽年は暦の1年と違い365.2422日です。0.2422日(6時間弱)という端数を修正するために4年ごとにうるう年を設けて季節と暦が大きくずれないようにしていますが、どうしても誤差が出てきます。春分の通過時刻も変動し、うるう年を設けて修正しても、4年前よりも少し早くなります。しばらく2月4日に納まっていた春分が今年(2021年)2月3日に移り、春分の前日である節分も2月2日に移りました。こうした流れから、これからしばらくは「うるう年の翌年は2月2日が節分」という状況が続きます。

節分と言えば、邪気が入り込みやすい季節の変わり目として、豆まきをして邪気(鬼)を払う厄払いをする風習がありますが、恵方の方を向いて無言で願い事をして恵方巻(太巻き寿司)を丸かじりすると願いが叶う・縁起がいいとも言われています。なぜ節分に太巻き寿司を丸かじりするのか、その起源についてははっきりとしていません。元々は関西地方で行われていた風習が、寿司の販売促進や海苔の消費拡大を狙いコンビニの売り上げ対策として大々的にキャンペーンされ全国に広がったようです。もともと大阪の遊女の間で節分の縁起担ぎとして太巻き寿司を食べるのが流行っていたともいわれ、節分に恵方の方角に「恵方詣り」をする関西地方の風習と結びつき、恵方の方角を向いて太巻き寿司を食べるようになったともいわれています。

恵方というのは、その年の福を司る歳徳神がいる方向で、歳徳神がいる方向がその年の最も縁起の良い方向とされています。恵方となる方角は、東北東⇒西南西⇒南南東⇒北北西⇒南南東の順で5年周期で繰り返されます。今年は南南東、来年は北北西、再来年は南南東で、2024年に東北東に戻ります。

また、節分にはお化けと呼ばれる風習があります。節分の夜に、厄払いとして仮装をして寺社参拝を行うという江戸時代の民間儀式が始まりのようです。昭和初期にすたれたもの1990年代頃から各地で町おこしとして復活しています。東京・吉原の「よしわら節分お化け」、四谷・荒木町の「節分お化け」などのイベントもあり、京都花街では、芸妓が通常の衣装とは異なる服装で仮装してお座敷に出る、客も仮装する場合もあり、時には客の男性が芸妓や舞妓の格好をして他の客の座敷に出るなど無礼講として許されています。大阪の北新地、ミナミや京都の飲み屋街などでも仮装・お化けが行われています。集客イベントという感が強くなっていますが、今年はどこもコロナ禍で大変なようです。多くのお化けイベントがコロナ禍で中止となっています。

今年は、南南東を向いて、コロナ収束を願いながら太巻きにかぶりつきたいと思います。

今日は、休日ではありませんが、これといった記事がなかったので、節分の雑学について書いてみました。