中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

中小企業経営のための情報発信。中小企業から日本を元気に

新しい働き方の新ルール

f:id:business-doctor-28:20200916082607j:plain

おはようございます。

昨日の新規感染者は868人、そのうち東京236人、神奈川135人、埼玉53人、千葉85人、愛知35人、大阪42人、兵庫14人、京都1人、福岡17人、沖縄33人、北海道37人などとなっています。休日の検査結果とはいえ、1000人を下回りました。良い傾向ですが、緊急事態宣言解除、条件付き酒類提供などの規制緩和の影響がどのように出てくるのかが心配です。人出は大きく増えていて、街行く人にも気の緩みが見られます。東京五輪について、組織委員会は観客を最大1万人とする方針を打ち出すとともに、五輪関係者は別枠で入場を認める方針で調整しています。ネットで批判されるように「五輪貴族」です。国民の命や健康を犠牲にしてなぜ五輪貴族だけが優遇されなければならないのか、五輪開催の意義について国民に真摯に説明すべきですが、菅首相は貝の如く口を閉ざしたままです。一国のリーダーとしては失格、五輪開催強行で感染が拡大した場合にはしっかりと責任を取ってもらうだけです。

さて、今日は、With online の「残用時間が伸びている面も・・・?デジタルによる"仕事効率化”のメリット・デメリット」という記事を取り上げます。

コロナ禍でリモートワークが増え、リモートワークが新しい働き方の一つとしてアルターコロナの時代にもある程度は定着するのではないかと思います。これまでも、リモートワーク・テレワークのメリット・デメリットについて書いてきました。

この記事では、これからの働き方の新ルール「みんな快適」なデジタルの仕組みを作ることの重要性を語っています。

テレワーク・リモートワークのなれば、極端に言えば、会社に通える範囲に住まなくてもよくなったということ、好きな環境を職場にできるということです。ここで重要なのは、「どこに住み、どう働くか」ということで、働き方改革においては、「働き方」と「住み方」はセットで考える時代になっています。ライクワークバランスをどうとるのかということも関わってきます。

しかし、リモートで一人で仕事をする時間が増えるようになると、誰しも心がささくれ立ってくる瞬間があります。こうした時には相手を思いやる温かい言葉が必要です。 これは、コロナ禍でマネジメントを行う上司も同じで、上司にとっても未知数です。無茶ぶりに文句を言うのではなく、管理しやすくなるようなアイデアを提案してみるなど、下から上への優しい声掛けも働きやすい職場づくりには欠かせません。

何度も対話や雑談の重要性は書いていますが、コロナ前はオフィスの何気ない雑談から斬新なアイデアが浮かぶこともありました。デジタル環境でも、相手を思いやる気持ちをもって対話や雑談をする機会を作ることで、チームへの帰属意識や働く意欲を高めることができます。対話や雑談を通じて、暗黙知形式知化し、互いに情報を共有することで効率化が図れます。これはリアルだけでなくリモートでも同じです。

リモートで効率化が進んだ一方で、単純に仕事量が増え、時間の際限がなくなり、集中力が続かずダラダラ仕事をしがちになったことから、残業時間が伸びているという弊害も生まれています。テレワークに切り替わったことで負担増を感じている人も多いのですが、オンオフの切り替えを自分だけで工夫するだけではなかなか難しいです。チーム内でお互いが働きやすいラインの共通認識を作ることが状況改善のカギとなります。だからこそ、上司とのコミュニケーションが重要になってきます。

この記事では、「リアルとリモートの線引きは慎重にすべき。初仕事の相手とは一度会って話すなど、効率化を焦らないことがルール」と言っています。

すべての仕事をリモートで行うことは不可能です。リモートでやる仕事とリアルにする仕事とを整理することが重要です。その際、コミュニケーションの取り方も視野に入れておく必要があります。リモートでしか会ったことのない人との信頼関係の構築にはリアルで会った人以上に時間がかかります。一度実際に会って話をすることで早期に信頼関係を構築する方が効率面でも良い結果が生まれます。

また、この記事では「デジタル化は企業の存続に関わる話。個人的なライフハックで終わらせず、会社全体の仕組みづくりを目指すことが大切」と言っています。

働き方改革にしろデジタル化にしろ、それは企業の存続に関わる問題です。これまでも書いていますが、働き方改革やデジタル化は目的ではなく手段です。これらを導入することによってどのような目的が達成されるのかということが重要です。単なる流行りだからといって導入しても役に立たないどころが悪い結果をもたらします。導入の目的を明確にして、導入のための仕組みをきっちりと作り上げることが重要です。