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褒め方でわかる「できるリーダー」と「ダメなリーダー」

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で4692人、そのうち東京1429人、神奈川540人、埼玉449人、千葉509人、愛知70人、大阪374人、兵庫75人、京都76人、福岡172人、沖縄116人、北海道137人などとなっています。検査数が少なくもともと感染者数が少ない月曜としては2か月半ぶりに大きな数字となり、明日以降一気に急増する可能性が高いように思います。東京五輪開幕5日になり、テレビやマスコミもオリンピック一色、効果的な新型コロナ対策も取られず、人流は抑制されるどころか増えています。穿った見方をすれば、オリンピック中止論が再浮上しないように、意図的に検査数を抑制し、感染者数が出ないようにしているようにも思えます。オリンピック終了後が心配です。昨日も書きましたが、無為無策・無知無能な政府やルールを守らない人は相手にせず、自分の身は自分で守るしかありません。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「できるリーダーかダメなリーダーかは、部下のほめ方でわかる」を取り上げます。

これまでも、何度か部下の褒め方・叱り方、部下の育成方法については書いてきました。そこでも書きましたが、基本は、「認めて、任せて、褒める」ですが、ミスをした時などには「叱る」ことも重要です。もちろん叱った後には常にフォローが必要です。

リーダーにとって、オフラインでもオンラインでも、短い時間の中で何を伝えるかということが重要です。これは「褒める」場合でも「叱る」場合でも同じです。短い時間の中で、端的に伝えることです。そして、「この一言で、部下が持つ 素晴らしい可能性を開花させ成長してくれる」ような思いを込めて真剣にその言葉を部下の心に響かせることです。褒める場合も叱る場合も、相手を思いやる心が大切なのです。

1.できるリーダーは、気持ちにゆとりがある

 あなたは、部下のことを思い心から「叱る」ことができているでしょうか? 怒りや苛立ちの感情から部下を非難しているだけではないでしょうか? 一度考えてみてください。

 「褒める」場合も同様です。単にうわべだけ、口先だけの褒め言葉など、相手の心に響きません。

 部下が成果を上げた時、部下の成果を素直に認め心の底から素直に喜べていますか?この記事では、「リーダーは部下の成果を素直に喜べるかどうかで器の大きさが問われる」と言っています。その通りだと思います。人を押しのけて立ち上がってきたリーダーの中には、出る杭を叩きつぶそうとするリーダーもいます。その出る杭が部下であろうと容赦なく叩き潰そうとします。こうしたリーダーは、自分の力に自信がないので人を蹴落とすことでしか今の自分の地位を守れないのです。まさにダメなリーダーです。

 できるリーダーは気持ちにゆとりがあり、器が大きいのです。部下が成果を出すことを応援し、部下が出した成果を一緒に喜びます。

 リーダーの役割は、部下を素直に「認めて、任せて、褒める」こと、そして部下と共感することです。

2.褒めたつもりが、嫌みに取られてしまうこともある

 部下を褒めたつもりでも、部下が「褒められた」と思わず「嫌みを言われた」と受け取ってしまうケースもあります。「本当によくできている。流石に○○大学卒のことはある」「この仕事をしてまる3年、できて当然と思うがよくできている」など、余計な一言を付け加えたために「褒められた」とうれしい気持ちにならず、逆に「嫌みを言われた」と受け取られるようになるのです。余計な一言などいりません。

 端的に褒める言葉だけでいいのです。そして、その褒める言葉に、部下に対する温かい思いと愛情を込めることです。「思い」を言葉に込めて、部下の心に響かせること、そのためには上司と部下との人間関係、信頼関係を築き上げることが大事になります。

3.褒めるときには、「中身の具体性」より、まず「タイミング」

 褒めるために一番大事なのは、、どのような「思い」を込めて褒めるかということですが、次に大切なのは、言葉の中身よりは「タイミング」です。

 「叱る」にしろ「褒める」にしろ、そのタイミングがあります。タイミングを逃してしまうと効果が半減します。タイミングを失すると、逆に部下も白けてしまいます。また、どう褒めていいのか分からずに思い悩んでいるうちにタイミングを逃い、「まあいいか」と褒めることをあきらめることにもなります。これでは部下のモチベーションは上がらず、逆に下がることにもなりかねません。

 難しく考えることではないのです。先ほども言ったように、「褒める」ということは部下に対する思いや愛情を込めることです。素直に感じたことを言葉にすればいいだけです。それも、長々と話す必要はありません。短い言葉に思いや愛情をこめればいいだけです。長々と話すと、余計な一言が加わり、部下は「裏があるのでは」「嫌みでは」と勘繰るようになってしまいます。

 部下の中には、褒められて「具体的にどこがどう良かったのか」と思う人もいるかもしれません。しかし、こちらから、敢て「何が良かったのか」「どこが良かったのか」を言う必要はありません。部下が聞いてきたときに答えればいいのです。

 「褒め言葉」は、部下が「良くできた」と感じたときにすぐの発することです。部下が成果を上げたとき、部下が褒めてほしいと思っているとき、思いを伝えたいと思ったそのときにすかさず褒めてこそインパクトがあるのです。

これは「褒める」に限らず「叱る」場合も同様です。

いずれにせよ、「褒める」ことも「叱る」ことも相手を思いやる心が備わっていなければなりません。そのためには、普段からより良い人間関係、信頼関係を築いていくことが大切です。普段方対話や雑談を通じて共感していくことが重要なのです。