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心の強さの鍛え方

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で236人で、東京は1年4か月ぶりに20人を下回りました。米国では5歳から11歳までの児童へのワクチン接種が始まるようですが、日本でも児童へのワクチン接種について議論、検討すべきかもしれません。また、3回目のワクチン接種についても検討すべきですが、いまだワクチン接種が進んでいないアフリカ、東南アジア、南米などへのワクチン供給を優先すべきで、3回目を行うとしても、まずは医療従事者、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患保有者に限定すべきではないかと思います。

さて、今日は、Forbes JAPANの「仕事でメンタルの強さ 培うための5つの戦略」という記事を取り上げます。

新型コロナ禍で、在宅勤務・テレワークになり、人とのコミュニケーションも減り、ストレスを抱えている人は増えています。ストレス水準が上がったことにより、睡眠不足やアルコールの量も増え、心の健康問題が悪化しています。

この記事は、こうした課題に対処するには「心の強さ」が重要であると言っています。

心の強さ」とは、「人がストレス要因やプレッシャー、課題に効果的に対処し、自分がどのような状況に置かれているかにかかわらず最高の能力を発揮する力」(ピーター・クロフ博士)を言います。

この「心の強さ」は天性のものである一面もありますが、鍛え強化することもできるのです。ここでは、職場のあらゆる課題を克服する役に立つ心の強さを構築する5つの方法が紹介されています。

1.自分を信じる

 心が強い人は、自分の考えが課題を克服する力を左右することを理解しています。

 メルボルン大学の研究では、自信を持っている従業員は他の従業員より高い給与を稼ぎより早く昇進することが示され、自信が職場での成功を左右する重要な要因とされています。

2.習慣を構築する

 成功を収めるリーダーはやる気を感じるまで持たないと言います。成功を収めるうえで、やる気(モチベーション)は重要な要素ですが、やる気ばかりが空回りしていたのでは成功はおぼつきません。

 ここで言っているのは、やる気だけでは意味はなく、習慣化すること、習慣を構築することによって、気が散ることや障壁が現れても、重要なことに集中できるようになるということです。

 心の強い人は、成功の土台ができるような方法で、感情や思考、行動を管理しているのです。

3.一貫性を持つ

 仕事で心の強さを培うには、焦点を定めて目標に向かって行動し、一貫性を持つことが重要です。メンタルが強いアスリートを分析すると、他の選手に比べ際立っている理由がルーティーンと一貫性にあることが分かっています。

 心の強いリーダーはその他のリーダーに比べて一貫性があります。毎日これに向かって取り組むという明確な目標があるのです。短期的な利益やネガティブなフィードバック、忙しいスケジュールを理由にビジョン達成を目指すことを諦めず、自分の周囲に人々を集めることを何度も繰り返し習慣としているのです(ジェームズ・クリアー)。

4.強みに焦点を当てる

 焦点が向かうところにエネルギーが流れ、注意を向けたことが成長します。弱みに焦点を当てると弱みが強化されます。強みに焦点を当てるとさらにそれが強化され、自信を持つことができます。

 仕事で自分の強みを活かす人はより幸せで活力があり、仕事に打ち込んで、より早く成長・進歩できることが研究からも示されています。

 さらに、部下の強みに焦点を当てる管理職の下ではチームの成績が上がり、より大きな成功がもたらされることが分かっています。部下の強みに焦点を当てるリーダーの下では、離職率が低く、生産性や顧客満足度、利益率が高いのです。

5.挑戦を受け入れる

 心の強い人は「課題を身のすくむような出来事ではなく挑戦として受け入れる。失敗や過ちを、学ぶべき教訓、かつ成長の機会と捉えるのだ。こうした人は積極的に機会を活用するため、他の人よりもうまく障壁を受け入れる」(ブレント・グリーソン)のです。

この記事は、最後に「現在の苦労により、明日に必要な強さが培われる。自分で制御できないことに焦点を当てるのではなく、できることに注目する。最終的に大きな変化をもたらすのは、あなたの考え方だ」と述べて締めくくっています。

生き辛い世の中になり、多くの人がストレスを抱え、悩み苦しんでいます。強い心で、目の前の苦難に立ち向かい障壁を乗る超えるためにはここに挙げられている5つの方法は参考になるでしょう。