中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

中小企業経営のための情報発信。中小企業から日本を元気に

成功する人の共通点

f:id:business-doctor-28:20211108081741j:plain

おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で162人で、23県で感染者ゼロとなっています。10人以上の感染者が出ているのは、北海道、東京、愛知、大阪、岡山の5都道府県だけで、1年3ヶ月ぶりに死者ゼロと悦ばしい限りです。しかし、新型コロナの防疫を緩和したベトナムで、「ウィズコロナ政策」施行から1ヶ月で新規感染者は7000人を超え、再び感染拡大しています。今、日本では行動緩和を進めていますが、1ヶ月後にベトナムのように感染拡大しないかが懸念されます。同じ事の繰り返しになりますが、段階的な行動規制緩和と国民一人ひとりの節度ある行動がコロナ対策の要です。

さて、今日は、休日明けということもあり、たいした記事はありませんでした。そこで、現代ビジネスの「日本人は知らない『ニーヨークで成功する人』の意外な共通点」という記事を取り上げます。このところ、KK問題でニューヨークの生活について年収いくらであればまともな生活が送れるかなど、話題になっていますが、NY州司法試験に合格するしないなどKK問題はどうでもいいことです。無駄に税金が使われないことを願うだけです。

この記事は『ニューヨークで成功する人』となっていますが、別段ニューヨークに限りません。日本でも、成功する人には同じような共通項があるように思います。

1.マッチョである

 これは「強いメンタル」を有していること、「精神的な強さ」ということです。

 常にストイックに働くことが求められ、実際その勢いについていけない人は辞めていきます。残った者が成功への第一歩に足を踏み入れるのです。

 ニューヨークでは若者たちのバーンアウト燃え尽き症候群は深刻なようです。燃え尽き症候群が問題になっているのは日本も同じです。以前(2021.9.1)、「従業員の『燃え尽き症候群』を抑制する方法」について書いていますので参考にしてください。

 そのときも書いていますが、燃え尽き症候群になりにくい職場作りが大切です。いったん燃え尽き症候群に陥ったら回復するのに時間が掛りますし、離職という最悪の事態になってしまいます。最悪の事態にならないためには、対話を通じて、メンバーの燃え尽き症候群の徴候を把握し、サポートし、ケアに努めるとともに燃え尽き症候群が起こりにくい職場を企業が一丸となって作ることです。

 ニューヨークのような生き馬の目を抜くような環境では、最終的に強いメンタルを持った「マッチョ」の人のみが生き残れるのです。日本はまだまだ平和で甘いです。しかし、それが日本の良さです。

 この記事では、「ニューヨークには新しい人を育てようという考えがない」と言っています。学生のうちにインターンなどを通じて経験を積み、自らパフォーマンスを上げた者にのみキャリアの道が開かれるのです。誰も教えてくれない、自分で道を切り開きスキルを上げていかなければなりません。ニューヨークは厳しい世界です。しかし、ビジネスは人と人との関係、信頼関係で成り立っています。その中で人材を育て上げ、人財にしていくのです。これが日本流の経営です。 

2.プレッシャーとストレスを混同してはいけない

 大辞林によれば、次のようになっています。

  • プレッシャー= 圧力、精神的重圧
  • ストレス=精神的緊張・心労・苦痛・慣例・感染などごく普通に見られる刺激が原因で生体機能の変化。一般には、精神的・肉体的に起こされる刺激や状況

 これだけを見てもよく違いは分かりません。

 プレッシャーというのは、外部から加えられる圧力であり、ストレスは、内面で感じる精神的・肉体的に感じるものです。プレッシャーが強くかかることでストレスが生じると言って良いのかも知れません。

 この記事では、プレッシャーは「ポジティブな負荷」であり、ストレスは「(人間関係による悩みなど)良くない因子による負荷」と定義しています。この定義が妥当かどうかは疑問のあるところですが、両者は違うのだということは、明確に認識しておく必要があります。

 プレッシャー自体にはプラスもマイナスもありません。プレッシャーの捉え方や考え方によってプラスにもマイナスにも変えていくことが出来るものです。

 その意味では、この記事のようにプレッシャーをポジティブなものと捉えることは意義があります。このような捉え方をすると、プレッシャーは自らが成長するチャンスで、必要な負荷ということになります。

 職場で、部下にプレッシャーをかけるとき、「絶対出来ない仕事」を振ってはいけません。部下のスキルと成長を考えた上で、「ギリギリ出来そうな仕事」を振るのです。筋トレではギリギリ負荷をかけることで筋肉は急成長します。それと同じです。

 絶対出来ない仕事ではストレスとなって精神的にも肉体的にも疲弊してしまいます。

3.必要なのは「自己マネジメント力」

 ニューヨーカーは、仕事も私生活もともに充実させたい人ばかりだと言います。仕事と私生活の予定の時間配分を完璧にこなさなければなりません。そのためにも「自己マネジメント力」は必要なスキルです。

 これは日本でも同じです。

 ビジネスパーソンにとっては、自己マネジメントの対象となるのは業務タスクだけではありません。自信を「会社に価値をもたらす貴重な資源」と考え、時間や感情をコントロールすることも自己マネジメントの概念に含まれます。

 「自己マネジメント力」は「自分の力で課題を解決し、目標を達成する能力」です。

自己マネジメント力を向上させることで、地震の目標達成意欲や課題解決意欲も高まり、よりパフォーマンスを発揮できるようになります。したがって、自己マネジメント力は、すべてのビジネスパーソンに必要な能力だと言えます。

4.生き残るために必要な人脈の築き方

 生活が充実しないと人はエネルギーが湧いてきません。人と会わないとエネルギーが活性化しません。

 自分が良いエネルギーをもらうためには「強いエネルギーを持った人」に会わなければなりません。エネルギーが高い人同士が同じテーブルに着くと「化学反応」が起き、仕事のアイデアが生まれたり、課題のソリューションを見つけたり、お互いがポジティブな影響を与え合うことが出来ます。そのためには、自分自身も磨いて強いエネルギーを出せるようにしないといけません。

 この記事は「ビジネスの人脈を開拓したいときどうしますか?」と問うています。

 相手にメールで用件を伝え、一生懸命作ったプレゼン資料を添付したり、商談の日程について提案したりすると答えるように思います。しかし、これらはニューヨークではNGなのです。メールを送っても、開くことなく「ゴミ箱行き」が当たり前です。

 ニューヨークでは新しいクライアントを手に入れるとき、一緒にビジネスをしたいときは、対面で会ってもらわないと意味がないということです。しかし、ニューヨーカーは忙しく「会ってもらうまで」のハードルが高いのです。

 そのために次の4つのステップです。

  • ステップ1:お茶・・・数十分でも話す機会をもらう。
  • ステップ2:ディナー前のドリンク・・・お茶よりも長い時間をもらえる
  • ステップ3:朝食・・・ステップ2よりも長い時間
  • ステップ4:デイナ―・・・相手との関係が築けている

 人脈が重要な世界です。大事なのは「誰を知っているか」ではなく「誰に知ってもらっているか」です。これは日本でも同じです。何度も言うように、ビジネスは人と人との関係、信頼関係で成り立っています。相手のことを知り、お互いが共感できてビジネスは成り立つのです。相手のことを知り、相手に自分のことを知ってもらうためにコミュニケーションが大切なのです。

 コロナ禍で対面のコミュニケーションは難しくなっていますが、出来れば、電話、オンラインでコミュニケーションを続け、より良い人間関係を築きましょう。