中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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今年は壬寅!

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新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

今年の干支は寅(とら)であると言われますが,正しくありません。干支のうち「支」すなわち十二支が今年は「寅」なのです。干支のうちの「干」すなわち十干が今年は「壬」です。したがって、今年の干支は正確には「壬寅(みずのえ・とら)」です。十干は陰陽五行説から来ていて、宇宙を構成する要素は木・火・土・金・水の5つでそれぞれに兄弟がいるのです。十干は、順に甲乙丙丁戊己庚辛壬癸、読み方は順に、きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと、となります。十二支と十干の組み合わせは60通りあり60年かけて一回りするので、60歳が「還暦」となるのです。

今日は、十二支がどのようにして決まったのかという物語の話をします。

或る年末のこと、神様が、動物たちに対し「元旦の朝、自分の所にあいさつに訪れた1番から12番までを順にその年の大将としよう」と御触れを出しました。この御触れを聞いた動物たちはさまざまな計画を立てます。御触れを聞き洩らした猫は、子(ねずみ)に聞きに行きますが、子は嘘をついて元旦の次の日を伝えます。丑(うし)は足が遅いことを自覚していたので、ほかの動物たちよりも早く出発し、神様の元に向かいます。そして、一番で神様の元とにたどり着くはずでしたが、最後の最後丑の背中に乗っていた子が飛び降りて子に一番の座を奪われます。その結果、子が一番、丑が二番となったのです。子に嘘を教えられ一日日にちを間違えた猫は十二支に入ることができず、未だにネズミに恨みを抱き追い回しているというのです。ネコ科の寅は正義感と行動力を発揮し、3番手です。

寅年の特徴は「強い正義感と行動力」で、逆境であっても立ち向う強さを持っています。今年は36年に1度の「五黄の寅」です。これは、十二支と中国の民間信仰である九星を組み合わせたもので、五黄土星の「周囲を圧倒するパワー」と寅年の「強い正義感と行動力」でとてつもないパワーを発揮します。こうした強いパワーと行動力で、コロナに打ち勝ち良い年になるように願います。

寅年には、こうした「強い正義感や行動力」から、「ものごとの始まり」「新たなものが生まれる」というイメージがあるのです。

過去には、1986年に男女機会均等法施行・ドラゴンクエスト販売・土井たか子が日本初の女性党首(日本社会党)に就任、1998年はWindows98発売・サッカーワールドカップに日本初出場、2010年は民主党政権菅直人総理誕生・小惑星探査機「はやぶさ」が帰還し小惑星イトカワ」の微粒子の回収に成功 などがありました。

過去の寅年にも新しいことが始まり新しいものが生まれています。

強い正義感・信念と行動力をもって臨めば、新しいことをはじめ成功に導くことができる1年になりそうです。

昨年度は新型コロナに振り回された1年でしたが、今年もオミクロン株伸し中間線gは始まり先行きが見通せない年の幕開けを迎えました。しかし、つよい正義感・信念と行動力があれば、新型コロナウイルスに打ち勝ち、その中からイノベーションや新しいアイデアが生まれ、希望に満ちた日が訪れるのではないかと思います。そうなるように願っています。