中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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リーダシップのある人とない人の違い

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で5万30人で、東京9468人、鎌側3794人、埼玉2525人、千葉2382人、静岡1146人、愛知3050人、大阪6219人、兵庫2686人、京都1497人、広島1476人、福岡2746人、沖縄956人、北海道1591人となっています。日曜日の数字としては過去最多で、1週間前の2倍以上となっています。WHOは、オミクロン株の世界的感染拡大に伴う感染経路追跡態勢縮小や隔離期間短縮について、更なる感染拡大に繋がりかねないと慎重に検討するように求めました。現時点で、オミクロン株についてはっきりとしたことは分かっておらず、10歳未満の児童や高齢者への感染が広がっていることを考え合わせれば、今なお慎重に対処すべきだと思います。しかし、反面、経済を回し社会インフラを麻痺させないようにしなければならないのも事実です。感染防止と経済の両立を図るという最も難しい課題が突きつけられています。ウイズコロナ、アフターコロナに向けてこの課題は是が非でも解決しなければなりません。いかに両者のバランスをとるかはまさに政治的判断です。岸田政権はこの問題から逃れることはできません。岸田首相は、国会答弁で『検討』という言葉を多用し質問をはぐらかすのが上手ですが、「検討した結果どうなのか」という結論や判断を国民に明確な言葉で示してもらいたいものです。オミクロン株の感染拡大に対しどのような感染防止対策をとるのか、何故まん延防止等重点措置が必要なのか、国民はどのように行動すべきか、などを分かりやすいメッセージで出すことです。こうしたことが行われないから、多くの若者が重症化リスクが低く大丈夫と危機意識がなく人出が減らないのです。それに尾身会長の「人流より人数制限」発言が追い打ちをかけてしまっています。政府や専門家会議、更には地方公共団体に意思祖中も重要です。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「『平社員でもリーダーシップのある人』と『管理職でもリーダーシップのない人』の根本的な違い」という記事を取り上げます。

先行きが見通せず混迷する時代において、リーダーが解決すべき課題は山積みです。多くの難題を解決しながら、チームメンバーの士気を高め成果を出すためにリーダーは奮闘しています。

 先日、「『内向的な人間』が優れた起業家になれる理由」でも書きましたが、外向的な人間が起業家やリーダーに向いているわけではありません。むしろ内向的な人間は常に内省し、慎重に物事を見極め的確な判断を下せるので、起業家やリーダーに向いているのです。そう言っても、内向的とか外向的とかいうのは人間の特性であって、どちらが優れているとか劣っているとかいうものではありません。

重要なのは、この記事でも書かれていますが、「心の持ち方」です。

1.リーダーシップの軸になる「心の持ち方」とは?

 リーダーに必要な資質については以前にも書いています。リーダーに必要なスキルや資質については過去のブログを参考にしてください。

 この記事では、「リーダーシップを発揮するには、『自分の課題から逃げない』という『心の持ち方』を徹底することが重要である」と言っています。目の前に困難が立ちはだかったときに、誰かの生にしたり、環境や社会の生にしたりするのではなく、B自分の力で何とかしようとする意思を持つこと、これが「心の持ち方」であり、リーダーシップの根本になるものなのです。

 目の前の困難に自ら立ち向かうべく努力する姿勢に、周囲の人々(チームメンバーら)が共感を寄せて「力になろう」「一緒に頑張ろう」と思えてもらえるようになったときに、リーダーシップは生まれるのです。ですから、平社員の中にもリーダーシップを持って人が生まれますし、管理職でもリーダーシップがない人がいるのです。

 要は、リーダーシップは「心の持ち方」によって生まれてくるものです。

2.「逃げたい」と思ったときがチャンス

 人間には自己防衛本能があるので、困難に直面したときに、それを避けようとするのは自然なことです。困難から「逃げたい」と思うのは、ある意味「条件反射」のようなものですから、これを克服するのは難しいことです。しかし、だからこそ、逃げずに踏みとどまって目の前の困難に立ち向かうことができれば、確実に一歩リーダーシップに近づきます。結果が失敗に終わったとしても、逃げずに困難に立ち向かったということが自信に繋がり、同じ状況に直面しても、逃げずに立ち向かうことができるようになります。そうして一歩一歩成長していけるのです。

 いつも逃げている人は、逃げることが習慣化されています。仮にこのような人が管理職になっても、管理職になったからといってこれからは逃げずに立ち向かっていくことなどできるはずはありません。管理職になっても逃げるだけ、リーダーシップのかけらすらありません。

 平社員の時から、つまり若いうちから、困難から逃げずに立ち向かっていた人にリーダーシップの芽が生まれ着実に成長し、そのような人が管理職になったときには大きなリーダーシップの花を咲かせるのです。

3.リーダーシップの「ある人」と「ない人」を分けるただ一つのこと

 「リーダーシップのある人」と「リーダーシップのない人」の2種類しかありません。そしてその両者を分けるのは、ただ一つ、「心の持ち方」です。

 リーダーシップの有無とポジションの高低は何の関係もないのです。社長の職にあってもリーダーシップのない人もいれば、平社員で部下を一人も持っていなくてもリーダーシップを持つ人間もいます。

 また、その人が持ち合わせている資質やスキルもリーダーシップの有無には関係ありません。リーダーに必要な資質やスキルはありますが、まずはリーダーシップの根底にに必要な「心の持ち方」があって初めて素質やスキルが生きてくるのです。

 以前書いたように、ビル・ゲイツイーロン・マスクウォーレン・バフェットは自ら「内向的な人間」と告白しています。ビジネスで成功するにはリーダーシップは必要不可欠ですが、圧倒的な存在感を放つけれどリーダーシップに欠けた人間よりも、繊細で小心者だけれどリーダーシップに富んだ人の方が絶対成功します。そして、困難を誰かのせいにする厚顔無恥な人間よりも、繊細で小心者であっても自ら困難に立ち向かおうとする人間の方が優れたリーダーになる可能性を秘めているのです。