中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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オンラインマネジメント

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で9万6845人で、東京2万679人、神奈川7090人、埼玉5627人、千葉4659人、群馬1194人、愛知5827人、三重1013人、大阪1万1990人(このほか集計遅れで過去に反映されていない者が7625人)、兵庫6502人、京都2472人、岡山1307人、広島1179人、福岡5272人、北海道3788人などとなっています。最初に感染拡大した沖縄では下火になりつつありますが、この第6波はいつピークアウトするのでしょうか?最初にオミクロン株が発見された南アフリカでは早期に収束しました。同じように早期に収束するという淡い期待を抱いている人たちもいます。しかし、南アで急速に収束したのにはいくつかの理由があります。1つは、夜間外出禁止令を出すなどロックダウンを敢行したこと、2つには 感染がヨハネスブルクのあるハウテン州中心だったこと、3つめは南アの人口構成が若者中心であること、などです。感染拡大した英国では、南アと同じく速やかにピークアウトしましたが、下止まりしています。一方、英国と同じ時期に感染拡大したフランスでは、ピークアウトすることなく感染者が増えています。これはフランスでは緩い感染対策だったからです。それでは日本はどうなるのでしょうか。日本は、南アや英国、フランスと人口動態も違います。行なわれている感染対策も国民の意識も違います。「他国でこうだったから」というのは通用しません。ただ、言えることはオミクロン株は感染力が強いということと重症化リスクが低いということです。しかし、重症化リスクが低いと言っても感染者数が増えれば、当然重症者や死者も増えます。既に重症者は886人と昨年9月の水準に達しています。昨日も書きましたが、一般医療への影響も出てきています。我々一人一人が気を引き締めて感染策をとるしかありません。それが家族や高齢者、基礎疾患を有する人の命を守る唯一の方法です。

さて、今日は、ライフハッカーの「リモートワークでも後輩・部下との信頼関係を築く『オンラインマネジメント』のコツ」という記事を取り上げます。

コロナ禍でリモートワークが導入した企業も多くありますが、部下やメンバーの状況が見えず、どのようにマネジメントしていいのか分からないという声をよく聞きます。リモートワークになると、相手の顔が見えないために、「ストレスをためていないだろうか」「仕事は問題なく進めてくれているか」など色々な不安が頭をよぎるものです。

オフィスで顔を合わせていれば、相手の表情や顔色から分かったことが全く分からなくなるのです。目の前で働く姿が見えれば、頑張っている姿が見えるのできつい態度で接したり厳しい評価を下したりはしないのに、リモートになるとつい結果だけを見がちになり、厳しい評価を下してしまいます。プロセスが見えないことの影響は大きく、これまで良好だった人間関係をも壊してしまいます。

この記事では、リモートだから気をつけたい点、信頼関係を育む「オンラインマネジメント」のコツが紹介されています。

1.性善説で考えることが絶対のルール

 オフィスで顔を合わせていると、後輩・部下が懸命に働く姿を見ているので、多少のミスがあったとしても許せる気持ちになりやすいものです。しかし、リモートになるとプロセスしか見えないので、どうしても結果だけで評価せざるを得ず、自ずと厳しくなるものです。コロナ禍で2年が経ち、ほとんど顔を合わせたことがない(オンラインでしか顔を見たことがない)部下や同僚、上司もいるような状況では、相手を知り理解する情報も少なく、益々結果重視になってしまいます。

 この記事ではオンラインでやりとりをする際の絶対的ルールは「性善説」で考えることだと言います。相手のことをよく知らず、相手を理解できていなければ、どうしても「相手が悪い」「相手のせい」にしてしまいがちです。

 「相手のせい」にする前に、次の3つを確認すべきだと言っています。

  1. 指示の出し方(どのように理解していたか)
  2. 部下(相手)の状況(他の業務で忙しくなかったか)
  3. 部下(相手)の感情(ストレスフルになっているかなど)

 たとえ、部下がミスを繰り返しても、それは部下が故意にミスを繰り返しているわけではありません。その原因は何処かにあるはずです。自分の伝え方が悪く、部下が理解できていないからかも知れません。それならば、部下が理解できているか復唱して貰うなどして確認すれば、部下のミスもなくなるはずです。

 オフィスで顔を合わせていれば、部下の状況を把握することは容易ですが、リモートになると部下の状況把握もむずかしくなります。部下の側から自分の状況を話すというのはあまり期待できませんので、上司が部下の状況を把握するようにコミュニケーションをとらなければなりません。

 オフィスで顔を合わせていれば、表情や顔色で体調や相手の感情も分かりますが、リモートではこれも難しくなります。これも相手の声音や抑揚から相手の感情や体調を推し図れるように丁寧にコミュニケーションをとることです。

2.1on1面談!話すべき4つのテーマ

 リモートワークだからと言って、部下やメンバーの状況が見えないことを許容し、放置しては正しいマネジメントはできません。

 重要なのは正しい事実・状況把握です。

 この課題を解決する方法がオンラインで1on1の面談を実施することです。リモートワークと1on1面談とは相性が良く、場所が離れていても実施することができます。対面と異なりオンラインだからこそ、リラックスして話をすることができるというメリットもあります。

 この記事で挙げられている話題は次の4つです。

  1. 業務のことについて・・・滞りなくできているかなど
  2. 状況(働く環境)について・・・体調、執務環境、コミュニケーション不全など
  3. クライアントについて・・・クライアントの状況や要望など
  4. やってみたいことについて・・・1月、半年、1年、将来などさまざまな単位で

 ここで重要なのは、お互いに共有すべきことを明らかにすることです。そして1on1面談で最も大切なのは相手を理解するということです。植えの4つの話題にとらわれる必要はありません。雑談でもいいと思います。相手が嫌がらない限りプライベートな会話でもいいのです。いつも書いていますように、「質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話をする」でいいのです。雑談力は質問力です。