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「結果を出せ」とだけ言うリーダー

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おはようございます。
昨日の新規感染者は全国で7万348人で、先週に比べれば9000人近く増えています。感染者数で一喜一憂するのも問題ですが、全国的に減少スピードがペースダウンし、一部地域で増加に転じているのは事実です。政府は、まん延防止等重点措置を18都道府県で延長し、13件で介助する方針を固めましたが、既に解除されている沖縄など増加しています。まん延防止等重点措置の園長が妥当だとも思いませんが、重要なのはBA.2の感染拡大に対応した感染防止策の徹底です。これができるのであれば、意味のないまん延防止等重点措置などいりません。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「部下から嫌われる『好感度の低いリーダー』に共通する口癖」という記事を取り上げます。

誰からも好かれる優れたリーダーがいる反面、皆から嫌われる好感度の低いリーダーもいます。

 この記事では、「好感度の低いリーダー」の口癖を取り上げ、その問題点を指摘しています。

1.「結果を出せ」という言葉は誰でも言える

 リーダーが現場に来て「結果を出せ」ということはよくあります。現場が結果を出さなければ、成果が上がらないのは当然のことで、この言葉自体は間違っていません。

 しかし、言うだけなら誰でもできます。勝手に現場に目標を設定し、目標が達成しているかを管理する。そして、達成できていなければ「結果を出せ」という。こんなことなら誰でもできます。必要なのは「結果を出せ」という前に、結果を出すために何をするのかということを提示することです。

2.「お前が来てやってみろ」「お前が代わりにやってみろ」

 この記事では、頭文字をとって「OKY」と言っています。

 目標が達成できていないことなど、上から言われるまでもなく、現場はわかっています。何とか目標を達成しようと頑張っています。頑張っているのに結果が出ない、何をどうしていいのかわからないこともあります。それなのに、解決策も示さずに、「結果を出せ」というリーダー、それでは現場は「OKY」と言いたくもなります。

 この記事では、「OKY」と言われたらリーダーは悪代官に堕すると言っています。

 汗水たらして働いている現場からすれば、居心地のいい温室にいながら「結果を出せ」と油を搾り取る悪代官にしか見えないのです。これでは、だれもがそのようなリーダーに本気でついていこうとは思いません。ますます、結果は遠のきます。

 リーダーが率先してやって見せなければ、人は動きません。リーダーシップの原点は「やって見せること」、言葉よりは行動です。行動で示してこそ部下はついてきます。

3.リーダーは「1円」たりとも生み出していない

 この記事では、「リーダーは現場を指示するのではなく、サポートする存在だ」と言っています。確かに現場に指示を出すのもリーダーの重要な仕事ですが、指示を出すということは、当然サポートしてその指示を実行に移させることも含まれるのです。むしろ重要なのは、この記事の通り、指示よりは指示を実行させ結果を出させるためのサポートです。

 ほとんどの会社の組織図では、社長が頂点にいて、役員、管理職と続き、現場が底辺のピラミッド型(三角形)をしています。

 これが間違いだというのです。現実は逆で、結果を出し、利益を生み出しているのhが常に現場です。極端な言い方をすれば、リーダーは1円の利益も生み出していないのです。

 現場こそが頂点であり、それを底辺で支えるのがリーダーだというわけです。

 極端な考え方かもしれませんが、リーダーにはこうした考え方を一部では意識しておく必要があるように思います。