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ぶっ飛んだ目標が未来を変える

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で5万5294人で昨日も書いた要の大都市圏では減少しているものの岩手、長野、福島では過去最多を更新しています。韓国では1日10万人近い新規感染者が出ていますし、新型コロナウイルスとうまく付き合っていた中国でも、このところ感染者が増えています。ゴールデンウィークを2週間後に控え、しっかりとした感染防止対策をとることなく気が緩んでしまえば、感染爆発が起こります。

さて、今日は、幻冬舎ゴールドオンラインの「中途半端な目標とぶっ飛んだ目標、どっちが実現しやすいか」という記事を取り上げます。

1.「ぶっ飛んだ目標」を明確にする

 これまでも、目標の重要性を指摘し、「ぶっ飛んだ目標」がいかに大切かについて書いてきました。「ぶっ飛んだ目標」というのは、自分だけでなく聞いた人たちもワクワクさせるような目標です。「実現できる目標」と言うよりも「実現したい目標」です。

 心底実現したい「ぶっ飛んだ目標」を明確にすると、その目標に引き込まれ、積極的に行動するようになります。どこからともなく助けてくれる人も現れます。そうして、「ぶっ飛んだ目標」は達成へと向かうのです。

 先ほども書きましたが、「ぶっ飛んだ目標」というのは「実現したい目標」です。突拍子もない目標かもしれません。しかし、何が正解か分からない今、目標についても正解はありません。ぶっ飛んだ目標でいいのです。

 未来は不確かです。しかし、未来のp自分を知ることが全く不可能ではありません。自分の行きたい未来を知ることが「未来の自分を知る」ことです。「自分はこうなりたい」「こういう人生を送りたい」「こういう人生を送りたい」「こういう人間になりたい」という目標が明確になれば、未来の自分が見えてきます。これは会社についても同じです。「こういう会社を作りたい」「こういう会社にしたい」という目標が明確になれば、会社の未来も見えてきます。

 「行きたい未来」を明確にするためにも「ぶっ飛んだ目標」を立てることが重要なのです。

2.「ぶっ飛んだ目標」が未来を変える

 繰り返しになりますが、「ぶっ飛んだ目標」というのは、心底実現したいと思える目標のことです。会社から与えられる数値目標ではありません。

 すぐに実現できるような目標では、ワクワクして引き込まれることはありません。

 ぶっ飛んだ目標を明確にするメリットは2つあります。

 1つは、ぶっ飛んだ目標を立てるとその気になり、行動力が上がることです。やる気が上がれば、種結いから反対されても、邪魔が入っても、困難な状況に陥っても、頑張れます。それだけで毎日が充実して、日々見えるものや考え方・感じ方も変ります。

 以前にも紹介しましたが、優れた経営者と言われる人は、永守重信氏、孫正義氏、豊田章男氏など、いつも「ぶっ飛んだ目標」を語っています。

 経営者が「ぶっ飛んだ目標」をワクワクと夢を語る少年のように目を輝かせて語れば、これを聞く社員もワクワクと心躍らせ、引き込まれていきます。

 彼らのようにはいきませんが、リーダーは「ぶっ飛んだ目標」と立てて部下に語り、部下をその目標に引きずり込み踊らせることです。

 もう1つのメリットは、過去よりも未来に勝てるようになることです。人間は過去から多くの影響を受けています。人間というのは、どうしても過去に縛られてしまうのです。過去の成功体験に縛られるのならまでいいのですが、過去の失敗体験に引きずられるようでは最悪です。

 そうすると、過去からの延長線上にある未来がつまらないものになります。過去に縛られていると予定調和の未来しか描けないのです。その結果過去を繰り返すだけ、心底やりたいことを実現することなど不可能になります。

 「ぶっ飛んだ目標」を設定することで、過去の呪縛を断ち切ることができるのです。

 「ぶっ飛んだ目標」を立てると、過去に引きずられるのではなく未来から引っ張られるようになるのです。

確かに、「ぶっ飛んだ目標」を立てることは重要で、優れた効果がありますが、注意しないといけないことがあります。

それは、「ぶっ飛んだ目標」「実現したい目標」というのは、容易に実現できないということです。人間の熱意というのはそう長く続きません。いかにワクワクする「ぶっ飛んだ目標」でも、熱意を持ち続けることが難しいのです。熱意を持ち続けるためには達成感や進捗度が把握できなければなりません。

「ぶっ飛んだ目標」とともに重要になるのは、「ぶっ飛んだ目標」に向けて、それを細分化した中短期目標です。この中短期目標を積み重ねていった未来に「ぶっ飛んだ目標」というゴールが待っているのです。