中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

中小企業経営のための情報発信。中小企業から日本を元気に

セルフケア習慣

おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で1万6592人、32日連続で前週同曜日を下回っていた東京では増加しました。このまま増加に転じないことを願います。この間も書きましたが、新規感染者数は減少していますが、後遺症に悩む患者が増えています。感染者の3割以上が倦怠感や息苦しさ、筋力・集中力低下などに悩まされ、休職・退職を余儀なくされている人がかなりいる状況です。長期に及ぶ後遺症との闘いを続けている多くの人がいますが、政府によるしっかりとした支援が必要なように思います。

今日は、ライフハッカーの「ビル・ゲイツはどうしてる?幸福度を上げる『セルフケア習慣』5カ条」という記事を取り上げます。

日々のルーティン数に比例して幸せを感じる人が多いこと、更にルーティンの中でも「セルフケア」に関するものが幸福度に寄与する傾向があることが分かっています。

一方で、女性に比べて男性は日々のルーティンが少ないという実情もあります。ビジネスパーソンにとっても幸福度を上げることが、ビジネスの成果に繋がります。そこで、この記事では、世界を舞台に活躍するビジネスパーソンたちは、どのようなルーティンを持っているのかについて書かれています。

1.ビル・ゲイツジェフ・ベゾスのルーティン

 ビル・ゲイツには、皿洗いと読書という夜のルーティンがあります。皿洗いは瞑想的な落ち着きを得られる行為だと延べられています。皿洗いのような単純作業は、頭を使うことなく無の境地で行えるのです。ひたすら皿洗いに没頭することで精神的な落ち着きが得られるというのです。ビル・ゲイツは、合理主義者でありますが、瞑想法・マインドフルネスを取り入れています。「瞑想に懐疑的だった私だが、今ではできるだけ時間を見つけて、許す限り週3回は瞑想している」とも述べています。

 一方、ジェフ・ベゾスは、早起きして新聞を読み、コーヒーを飲んでから朝食を取り、会議は午前10時前には入れないというのです。ゆったりと午前中を過ごすことでエネルギーをチャージし、良い意思決定を下せるようなサイクルを作っているのです。

 世界的に活躍する実業家も、多忙な日々を送る傍ら、意外にも日々の小さなルーティンを重視し、セルフケアを怠らないようにしているのです。

2.幸せに繋がるルーティン5カ条

 化粧品メーカーのポーラが調査を行ない、その結果から「幸せに繋がる『美容ルーティン』5カ条」をまとめています。これは美容ルーティンですが、この記事では、これをもとに、健康全体についてのルーティンにまとめています。

 なりたくない状態よりもなりたい自分を意識する

 ネガティブ思考ではなくポジティブ思考です。つまりネガティウブナ言葉を使うよりもポジティブな言葉を使うということです。「病気になりたくない」という言葉ではなく「健康になりたい」という言葉を使うことです。「病気になりたくない」という言葉を使えば、どうしても「病気」というネガティブな言葉に意識が向きます。「健康」というポジティブな言葉に意識を向けるのです。

⑵ 結果よりもプロセスを重視する

 何か具体的な目標を掲げることも大切ですが、重要なのは行動です。目の前のことに集中して取り組むことで一歩ずつ目標に近づいていくのです。多くの人は結果を追い求めるあまり、日々の行動が疎かになっています。日々の行動に集中して確実に歩んでいければ、結果は自然とついてくるものです。

 ルーティンとすると決めた行動を少しずつ続けていけば、その積み重ねの副産物として目標や結果が達成できるのです。

⑶ 自分に合った、続けられる簡単なルーティンをたくさん持つ

 ルーティンというのは簡単に続けられるものでなければ、続きません。些細な、ちょっと頑張れば続けられる事でいいのです。「エスカレーターではなく階段を利用する」「一駅歩く」「30分早く起きて本を読む」など、何でもいいのです。こうしたちょっとしたことを習慣として日常の生活に取り入れることです。

 ここで重要なのは、自主性、つまり「自分で決めた行動を、自分で選んだ時間に、自分が選んだ方法で、自分が決めた量を行なう」ということです。

⑷ 手のぬくもりを感じられる

 手のぬくもりを感じられるというのは、自分の手で行なう触感が大切だということです。自分の手足を使って実践することで、コントロール感や主体性が生まれるのです。

⑸ ルーティンを通じて自分の状態・気持ちに気づく

 ルー手x-ンを行なうと、「気分が良くなった」「減量できた」「ワクワクする」など具体的な爽快感や充実感、「プチ幸せ」を意識できる瞬間が増えていきます。

 最初は小さなポジティブな気持ちや実感であったものが、ルーティンを繰り返すことで強化・増加に繋がり、より大きな流れが生まれます。

3.達成感・主体感が幸せな瞬間に繋がる

 幸福感というのは、ずっと続くものではなく、瞬間的なものです。簡単で気楽にできるルーティンを日々の生活に組み込むことで、小さな達成感や成功体験を自然と積み上げることができます。幸せを感じられる瞬間は短くても、たくさんあれば全体的な幸福感はアップするのです。

 ルーティンを行なうのに重要なことは人から与えられたものではなく、自分が主体的に決めたものでなければならないということです。

自分によいルーティンを習慣化できれば、この不透明な社会や時代において、主体性を持って過ごしているという感覚を持つことができ、やる気に繋がります。