中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

中小企業経営のための情報発信。中小企業から日本を元気に

優秀なリーダーになるために

おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で2万3346人で、あっさりと2万台を突破しました。専従同曜日よりおよそ6000人増加し、33都府県で先週同曜日より増えています。重症者や死亡者は第6波のときに比べ増えておらず、これまでのように経済を犠牲にしてまで強力な感染防止策をとる必要はないようにも思います。しかし、重症化リスクが抑えられているのはワクチン接種や抗体免疫ができてきたためと思われ、いずれはワクチンや抗体の効果は低下します。また、感染者の3割以上に強い後遺症が見られることから考えれば、侮ることはできません。感染者が増加し、重症者・死亡者数の変化に目を光らせ、こちらが急増しそうな状況になれば臨機応変にブレーキをかけることができる体制の整備と基準の確立が必要です。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「本当に話しかけやすく、部下に慕われるリーダーがやっていること」という記事を取り上げます。昨日はダメなリーダーについてでしたが、今日は部下に慕われる優れたリーダーがどのように考え、どのように行動しているかについてです。

1.成功するリーダーはいつでも扉を開き、成功しないリーダーは部下を寄せつけない

 これまで何度も書いていますが、ビジネスは人と人との関係であり、よりよい人間関係や信頼関係の構築が基本です。それは上司と部下との関係においても然りです。リーダーがチームの能力を最大限に引き出し生産性を上げるには、部下の声を耳を傾ける姿勢が必要ですが、単にオフィスの扉を開けているだけではダメです。部下の方から上司の下に足を運んで相談したり提案したりするのはなかなか難しいものです。しかも、部下が意を決して相談や提案に上司のもとに行っても「今忙しいのに」と口にしないまでも嫌そうな表情をし、部下の提案やアイデアを小馬鹿にしたような態度をとられては、部下は上司の元に足を運ぶのを躊躇してしまいます。

 親しみやすいリーダーは、チームに安心感を与え、辛抱強く部下の話を聞き、先入観を持たずに部下の意見に対処しようとします。単にオフィスのドアを掛けているだけではダメなのです。心の扉を開いていなければなりません。

 リーダーが「オープンドア・ポリシー」を持っていると、職場環境が健全でポジティブなものになります。上司に親身になって話を聞いてもらえることで、部下は自分が大切にされていると感じ、その結果モチベーションが高まり仕事に身が入ります。信頼関係が生まれ、オープンで風通しの良い職場の文化がつくられ、コミュニケーションが円滑になります。

2.優秀なリーダーになるために

 優秀なリーダー(成功するリーダー)になるためのポイントは次の通りです。

⑴ オープンドア・ポリシーを取り入れる

 扉を開け、常にチームのメンバーと話ができる状態にすることです。部屋の扉を開けておくことではなく心の扉を開けることです。扉を開いていても、寄せつけないバリアを張っていたのでは意味がありません。何度も言うようによりよい人間関係・信頼関係の構築です。  

 扉を開けていても、当然、仕事が忙しくすぐに部下の話を聞くことができない場合もあります。「オープンドア・ポリシー」と言っても「部下が話を求められたときにいつでもすぐに対応する」ということではありません。忙しくて手が離せなければ、できるだけ早い時期に話を聞くと伝え、日時を決めることです。

⑵ 真摯に耳を傾ける

 部下から相談を持ちかけられたり、意見や提案があったときには真摯に耳を傾けることです。頭ごなしにはねつけるようなことがあってはいけません。部下と上司では勤務年数も経験も違います。意見や提案に同意できなくても、最後まで真剣に話を聞くことです。せっかく意見を述べた部下の気持ちを踏みにじってはいけません。意見を述べてくれたことに感謝を示すことです。同意できない意見に対しては、何故同意できないのか部下が納得できるようになるまで丁寧に説明することです。

 リーダーが部下の声に真摯に耳を傾けなければ、だれも意見や提案をしようとしなくなってしまいます。

⑶ 悪い報告をした人に嫌な思いをさせない

 オープンで風通しの良い職場は、誰もが自分の意見や考えだけでなく、色々なことを報告できる職場です。その中には悪いこと、例えばミスの報告などもあります。

 悪い知らせを伝えてきた部下に対して、怒ったりとげのある言葉を返してはいけません。まずは、良心に従い勇気を持って敢えて報告してくれたことに感謝を示すことです。そして、その上で冷静に内容を聞いて、一緒に対策・解決方法を考えるべきです。

⑷ 自分から聞きに行く

 いかに心を開いているつもりでも、部下の方から上司に近づいてくるのは難しいものです。部下が近づいてくるのを待つのではなく、上司の方から積極的に部下に近づいていくべきです。すれ違いざまに、立ち止まって近況を聞くなど出いいのです。こうしたちょっとしたコミュニケーションの繰り返しが、人間関係・信頼関係の構築には有用なのです。また、そのときにも「話があればいつでも気軽に自分のところに来る」ように伝えましょう。