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メモの習慣

おはようございます。

昨日の新規感染者は全国9万5916人で、10万人を下回りました。検査数の少ない休日のデーターではありますが、大幅に減少しているように見えます。単に検査役の不足とか検査の遅れとかではなく実際に減少傾向に転じたことを願うばかりです。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「結果を出せる一が無意識にやっている、たった2つの『メモの習慣』とは?」という記事を取り上げます。

優秀なビジネスパーソンの多くはメモをとり続けています。彼らは頭の中で考えるのではなくメモをとりながら考えています。

以前にもメモ書きの効能は書いています。メモ書きはこわばった頭をほぐす柔軟体操です。頭に浮かぶ疑問、アイデアを即座に書き留めることお出、頭がどんどん動くようになり、気持ちも整理されるようになります。

1.オリジナリティーを出せ!と言われても

 多くの企業で、この激動の時代を生き抜くためにオリジナリティーが求められています。他社と違ったことをしなければ生き残れない時代だからです。しかし、「他社と違うアイデアを出せ!」と言われても、新たなアイデアを生む出すことはそれほど容易くありません。新しいアイデアにしろイノベーションにしろ、今までと同じことをしていては思い浮かぶことはできません。頭の中で考えて考え抜くしかないのですが、頭は凝り固まっテイ手、柔軟な発想や臨機応変な考えができにくくなっています。それを解消し、柔軟な発想を生み出してくれるのがメモ書きなのです。

2.「メモ」が自分らしい答えを引き出す武器になる

 メモというのは単に情報を記録するためwのものではありません。情報はグーグル検索すれば出てきます。メモ書きは「考える力」を引き出すための強力な武器なのです。

 「一生懸命考えているつもりでも、実際は立ち止まっている。前に進まない。あるいは空回りする。気になることがあると頭がうまく働かず、考えが深まらない。考えようとしても目の前の別の課題が浮かんでくる。集中して考えることがデキない、行ったり来たりして結論を出せず、時間を掛けても深掘りできず、堂々巡りをする」という人は多いのです。頭の中で考えているだけでは、「深く考える」ことができないのです。

 この記事では、「『外から得た情報』と『自分の頭の中にある考え』をミックスさせて、アイデアや企画に昇華させる必要がある」と言っています。それを単に頭の中でやるのではなく、「外から得た情報」を常にメモして、自分の知識として血肉化していくというのです。

 しかし、単に外から得た知識をメモするだけでなく、頭に浮かんだすべてのことをメモに書き留めるのべきだと思います。頭の中にはさまざまな考えや感情が浮かんでは消えていきます。それらをすべて言葉にして書き留めるのです。よからぬことが浮かんでも何でもかんでも言葉にして書き留めるのです。

 書き留める際に言葉を選ぼうとすると、思考が止まってしまいます。浮かんだ言葉を深く考えずに書き留めていくのです。慣れれば、頭はいくらでも動くようになります。ある程度悩みを吐き出した後は気持ちも軽くなります。そうなると、意外なほどにアイデアが出てきて考えが深まるようになります。それまで見えていなかったものが見えるようになります。「全体がどういうものかわかる」「どちらに向かっているかがわかる」「全体構成が整理できる」ようになるのです。そうすると、自分の頭が更に整理できますし、もっとアイデアが湧いてきたり、考える上での漏れも少なくなります。

言葉にしてメモをとるだけで、考えが深められるようになり、更にスピードもアップします。課題が整理され、問題点の本質が見え、本質的な解決策とそのオプションが浮かび、オプションのめりxチュと・デメリットがすぐにわかるようになります。問題の本質と全体場を押さえた確実な対策が打てるようになるのです。

3.具体的にやって欲しい2つのメモの習慣

 メモというのは、外から入ってくる他人の情報だけでなく、内なる自分の頭にある価値観や考えを引っ張り出す役割を担っています。

 どのようにメモをとるかについて、この記事では、2つのことが挙げられています。

  1. 普段から気づいたことをメモする・・・これは参考になる、面白いと思ったら普段からメモをとる。アイデアを考えるときのヒントとなる知識のストックを蓄えることができる
  2. 紙の上にメモを書きながら考える・・・大きな紙の上にメモを書きながら考えることで、情報を俯瞰的に見ることができ、情報と情報の関係性も見えてきて企画の構造も組み立てやすくなる。

 以前「ゼロ秒思考」で書いた方法を参考までに添付しておきます。

 方法は極めて簡単です。考えたこと、思ったことを言葉にしてA4用紙(使い古しの裏面が良い)を書き留める、

  • 左上に考えたい内容(タイトル)を書く
  • 右上に日付を書く
  • 素直に躊躇せずに1分以内に本文を書く

これだけです。注意点としては

  • とにかく1分以内に書くこと
  • 本文は4~6行
  • 各分は具体的に(20~30字)
  • 毎日10ページほど書き、頭を使う回数を増やす

 メモ書きを3週間から1か月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになります。メモを書くよりも早く言葉がわいてきます。1か月前にはもやもやとしていたものが、言葉が明確に浮かびアイデアが続々と出てくるようになります。

 数か月続けると、瞬時に全体像が見えるようになり、物によっては、瞬時に問題点が見え、課題が整理でき、答えが見えてくるのです。