昨日、流行語大賞が発表され、「ONE TEAM」が年間大賞に選ばれました。
ラグビーW杯日本大会で感動を与えてくれた「ONE TEAM」。今年は大賞に相応しい良い言葉でした。
「ONE TEAM」この言葉こそ、中小企業に最も必要な言葉です。
「ONE TEAM」企業が、社長以下従業員全員が一つになる。そうなれば、鬼に金棒です。しかし、「言うは易しく行い難し」です。
中小企業で、社長だけが頑張っていてもダメ。社長と従業員とが一つになって共通の目標に向かいモチベーションを高めていくのです。そうすれば、会社は成長し売上や利益が増加します。そしてそれを従業員に還元すれば更に従業員のモチベーションも上がります。すべてがうまく回っていくのです。
「ONE TEAM 」から「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」へ
「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」「一人はすべてのために、すべては一人のために」です。
ここに言う「すべて」とは誰でしょう。単に従業員全員と考えていいのでしょうか。
ここに言う「すべて」とは単に従業員だけではなく、取引先・顧客・株主を含むステークホルダー(利害関係者)、さらには社会や環境をも含めて理解すべきだと思います。
経営学で「企業の社会的責任論」として論じられるテーマです。
日々経営に追われる中小企業にここまでハードルを上げるのは酷かもしれません。
しかし、日本では、昔から「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の言葉があります。自社だけが利益を上げれればそれでよいという考えは間違っているのです。
顧客をはじめとしてステークホルダー、社会が満足すれば自然と売上が上がり利益がついてくるでしょう。
「事業の目的として有効な定義はただ一つである。それは、顧客を創造することだ」
(『現代の経営』P・F・ドラッカー著、上田惇生訳 ダイヤモンド社)
会社は、会社や社長(経営者)のために存在しているのではありません。会社が提供する商品やサービスを通じて社会や個人に貢献するためにあるのです。
売上や利益だけに目を向けるのではなく、顧客視点で顧客満足から顧客創造へ、さらに市場創造へと進んでいきましょう。
「売上や利益を目的とすること」が悪いとは言いません。民間企業である以上、売上や利益を目的とすることは当然です。しかし、それにさらに顧客視点を加え「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」を目指しましょう。
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