中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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シンプルな思考習慣

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おはようございます。

土日、忙しくブログの更新ができませんでした。すみませんでした。

また、今日からブログを書いていきます。

昨日の新規感染者は全国で5万3969人で、やや落ち着いてきていますが、第5波に比べ減少ペースが遅いように見えます。今日からまん延防止等重点措置が18都道府県で延長されましたが、解除された13県のここ1週間の推移を見ると増加傾向にあるように見えます。これもBA.1からBA.2に置き換わりつつあるからではないかと思います。まん延防止等重点措置が延長されても、あまり危機感はなく、気が緩んでいるように見えます。まだまだ注意は必要です。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「複雑で長い人生を生き抜けための『シンプルな思考習慣』」という記事を取り上げます。

今は、先が読めず何が正解か分からない時代です。過去の成功例が通用せず、優れた手法はすぐに真似されてしまいます。真面目で優秀な人ほど、どのように生きればいいのか分からなくなって苦悩しているように思います。

この記事では、「『自分らしく』『優秀で』『別の』やり方を組み合わせた『別解』を生み出すことで、他人の『優等生案』を抜き去り、突き抜けた結果を実現することができる」と言っています。

この記事では、「不確実性が高く、前例や正攻法に頼れない時代」に自分の頭で考えて成果を生む方法が紹介されています。

1.自分流のフレームワークを作る

 以前にもフレームワーク思考法については書きました。

 フレームワークは、『枠組み』『骨組み』という意味で、ビジネスフレームワークは、経営戦略や業務改善。問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組みのことです。簡単に言えば、課題を解決に導き成果を生み出す思考の「型」です。

 社会や人生では見えないものの方が多く、自分以外の人やものが多すぎてコントロールできません。世の中は複雑で、方法論がないと、無限に時間がかかり解き尽くせない課題が多くなります。

 ビジネスにおいても、これまではある程度の枠組みがあり、そのフレームワークを使えば解決の糸口が見えてきていました。しかし、混迷し何が正解かわからず、前例や正攻法が通用しなくなると、これまでのフレームワークでは解決できない問題も多くなってきています。

運良くこれまでのフレームワークが使え、それに当てはめたからといって、そのまま正しい答えが出てくるわけではありません。フレームワークはあくまでも枠組みにしか過ぎません。既存のフレームワークを適用し、あわなければ、自社や自分流に修正していくことが大切になります。

 この記事では「現状では、世の中の構造を鮮明に解き明かすフレームワークがないので、自分で作るしかありません」といっていますが、1からフレームワークを作るというのは困難です。これまでのフレームワークを修正するかこれまでのフレームワークを組み合わせるかからスタートして、どちらもうまくいかなければ、初めて自分で新しいフレームワークを考えるという手順が良いでしょう。あくまでもフレームワークは思考の型で、それに当てはめたら正解が出るというものではないことを頭に入れておくべきです。

2.「自分ならどうするか」ケーススタディとして解く

 この記事では「複雑で、課題だらけの世の中を理解するためには、さまざまな課題をケーススタディのように解くことが有効である」といっています。全くその通りです。日本の教育は知識偏重で自分の頭を使い考えるという訓練があまり行なわれてきませんでした。大学教育でも然りです。海外の大学ではさまざまな課題をケーススタディで解くことが行なわれています。

 日本人は、ケーススタディとして自分の頭で考えるというクセがついていないので、すぐに正解に飛びつきます。これでは自分の頭で考えて正解を出す(今は正解がない時代です)ことはできません。自分の頭で考えてよりよい解を導き出さなければなりません。

 そのためにさまざまな課題をケーススタディとして「自分ごと化」し、「自分だったらどうするか」「自分だったらどう考えるか」を自分の頭で考えるのです。この機構訓練を繰り返すことで、自分や自社に問題や課題が起きたときに、慌てることなく、ケーススタディと同じように考えて課題解決へと導くことができるようになります。

 経営というのは、以前から言っていますが、スキルではなくセンスです。スキルは磨くことはできますが、センスを磨くことはなかなか難しいことです。しかし、センスというのは「引き出しの多さ」です。場数を踏んで「引き出し」を増やせばいいのです。ケーススタディはこの「引き出しを増やす」ことに役立ちます。