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信頼を失う「余計な一言」を防ぐ

おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で1万7285人、東京は5日連続で前週同曜日を上回りました。全国的にも1万5000人台で小康状態だったのが1万7000人台に増えています。水際対策緩和、飲食店での時短・人数制限廃止、県民割り、イベントの上限撤廃などの緩和策が採られ、増加するのも当然と言えば当然です。ただ、第5波と異なり重症者が少ないことが救いです。

さて、今日は、ダイヤモンドオンラインの「優れたリーダーが、部下の信頼を失う『余計なひと言』を防ぐためにしていること」という記事を取り上げます。

これまでも何度も書いていますが、ビジネスにおいて重要なのは人と人との関係です。これは上司と部下との関係においても然り、より良い人間関係、信頼関係の構築が大切です。優れたリーダーは心底部下のことを思い、より良い人間関係、信頼関係の構築に努めています。

1.成功するリーダーは無駄口を叩かず、成功しないリーダーは不必要な一言で場を台無しにする

 リーダーの多くは、自分の声を他人に聞いてもらいたいと必死になるあまり、会議で意見や考えを心の中にとどめておくことができません。会議でひたすら発言し続ける人がいます。そういう人に限って、発言内容に重みがありません。

 ①会議に遅刻した人をネチネチと批判する ②場違いなジョークを口にする ③どんな議論でも必ず最後の一言を言いたがる ④他人の意見や価値権について何かと意見を述べたがる といった人がいます。人の話に耳を傾けず、相手を尊敬せず批判ばかり行っているようなリーダーからは部下は離れていきます。当たり前のことです。

 頭に浮かんだことをよく考えずに口にしてしまうのは災いの元です。

 リーダーの言葉には大きな影響力があります。リーダーが使う言葉によって、相手を勇気づけることもあれば、不安にさせることもあるのです。軽はずみな発言は慎まなければなりません。

 優秀なリーダー(成功しているリーダー)は、無駄口を叩かず、ダメなリーダー(成功していないリーダー)は碌に考えもせず余計なことを言ってしまっているのです。

2.ポジティブな言葉はその場dフェ、ネガティブな言葉は時間を空けて伝える

 何かを離す場合、いったん頭の中で整理してから口に出すべきです。先ほども言ったようにリーダーの言葉は周りに大きな影響力を持っているからです。リーダーでなくても発言には気を遣うべきです。人の言葉は、それを聞く人にストレスを与えたり、不快な気持ちにさせることがあるからです。

 相手を喜ばせたり楽しい気分にさせたりする言葉であれば、すぐにそれを伝えていいのです。しかし批判的な言葉を伝えるときには、本当にそれを伝えるべきかを考え田植えで、相手にとって伝えることがためになると思えるときに伝えるべきです。また、伝えるときには直接的でなくオブラートに包んだ言葉を選ぶことです。

 多くの人は、思ったことをすぐに口にする習慣がついています。何かを言う前には「これを言ったら相手を不快にさせないだろうか」と考え、一呼吸置いてから言うべきです。否定的なこと、ネガティブなことは、場合によっては一晩よく考えてから、こちらも相手も気を落ち着かせてから言った方が良い場合もあります。

 先ほど、悦ばしいこととや楽しいことなどポジティブなことであれば、すぐに一手もいいと言いましたが、ポジティブな場合でも一呼吸置く方がいいと思います。ポジティブとネガティブは紙一重です。こちらがポジティブと思っていても相手にとってはネガティブかも知れません。ポジティブなことでも「相手を不快にさせる要素はないか」「無心気鋭な発言にならないか」「差別的なものになっていないか」など注意しながら口に出すべきです。

3.「送信」ボタンを押す前に一呼吸置く

 喋る場合だけでなく、メールする場合でも、一呼吸おく習慣をつけることです。

 忙しいときは、あまり考えずに文章を作成し、送信しがちです。忙しくてイライラしているときには、メールの文章にこちらの気持ちが入りすぎ、不適切な言葉やトーンになっている場合があります。送信ボタンを押す前に、メッセージのトーン、内容、意図をもう一度確認することです。相手に送ってしまった後に、内容が不適切だったと気づいても手遅れです。必死に謝っても、1度失った信用や信頼を取り戻すのは至難の業です。特に仕事のメールではいったん下書きとして保存し、時間をおいて見返し、言葉の選択や内容に問題がない、適切であると確信できてから送信ボタンを押すのがいいのです。