中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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先延ばし撃退法 10秒アクション

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おはようございます。

昨日の新規感染者は全国で2174人で、そのうち東京352人、神奈川152人、埼玉172人、愛知199人、大阪258人、兵庫145人、北海道294人などとなっています。重傷者は536人と過去最多、死者も大阪と北海道で各9人、東京6人など計47人となっています。

大阪や北海道では医療がひっ迫し危機的状況にありますが、どこの地域でも起こり得ることです。感染者数や死者数が日本に比して圧倒的に多い欧米で医療がひっ迫し医療体制が崩壊したという話は聞きません。何故、国民皆保険で医療を受けやすい日本でこの程度の感染者、重症患者数で医療がひっ迫し医療崩壊の危機になるのでしょうか。

これまで、地域医療を再編、統合していくという地域医療構想をもとに、病床数を削減し、医療費の削減を目的に保健所の数を半減したことが今の医療体制に大きな影響を与えています。

大阪で言えば、橋下徹大阪府知事誕生以来、大阪維新の会は、救急救命センターへの府補助金をバッサリと削減し、府立急性期総合医療センターと大阪市立住吉市民病院が2キロ圏内にあるのは「馬鹿げている」として、住吉市民病院を廃院に追い込みました。

橋下氏は「僕が今更言うのもおかしいところですが、大阪府知事時代、大阪市長時代に徹底的な改革を断行し、有事の今、現場を疲弊させているところがあると思います。保健所、府立市立病院など」とツイートし「平時の時の改革の方向性は間違っていたとは思っていません」と呟いています。しかし、有事(緊急時・危機的状況下)の際のプランをも考えて改革を行うのが戦略立案・危機管理の基本です。

医療がひっ迫し、医療体制崩壊の危機を招いているのは大阪だけでなく国・各自治体等政治の責任です。医療というのは国民の健康と命を守る基本中の基本、根本です。そこに無駄があるからといってバッサリ予算を削減したり、統廃合を行ったりすればそのしわ寄せは国民に来ます。少しくらい無駄があってもいいのです。ある程度の余裕がなければ緊急時に対処できません。今からでも遅くはないので、医療を充実させ、医療体制を強固にしていってもらいたいところです。

さて、今日は、コレといったビジネス関連の記事が見つかりませんでした。そこで、「仕事をためてしまうのは脳のせい?10秒でできる『先延ばし撃退法』」という記事を取り上げます。

よくないことと分かりながら、ついつい先延ばしをしてしまうことはよくあります。忙しく慌ただしくなればなるほど、どれから手を付けてよいか分からず、「明日からやろう」などと先延ばししてしまいます。私もそうですが、こういう人は多いでしょう。

この記事では、先延ばしするのは、「自分の能力のせい」でも「自分の優柔不断の性格のせい」でもなく、「脳の防衛本能」が原因だと言っています。

脳は、変化を嫌うという防衛本能を持ち、新しいことや難しいことよりも今まで生き延びてきた「現状維持」をよしとします。ということは、脳の防衛反応に打ち勝つことが出来れば、先延ばししなくて済むということになるのです。

また、脳は劇的な変化を好まない代わり、少しずつの変化は受け入れ柔軟に対応するという性質を持っています。先延ばしせず、今すぐに着手するには、「行動のハードルを下げ」てびっくりするくらい「ちょっとずつ」変化し続ければいいということです。

この記事では、つい先延ばししがちな事柄について最初の1歩からちゃんと取り掛かろうとせず、「10秒でできる小さく具体的な行動」から気楽にスタートするのがポイントだと言っています。

これが「10秒アクション」と名付けられているものです。10秒アクションとは、「目的実現のための行動のかたまりのうち、10秒でできるサイズの小さな具体的なミニアクション」と定義づけられます。例えば本を読むのを先延ばししているなら「最初のページを開き、1行読む」、メールの返信を先延ばしにしているなら「最初の1行目を書く」などです。考えれば10秒でできることはほかにもいろいろあります。

10秒アクションは誰でも簡単にでき失敗することはありません。「10秒アクション」を毎日続けていくと、小さな成功が積み重ねられ、それが自信となって劇的な変化が起こるというのです。

先ほども書いたように、人間の脳は少しずつの変化なら喜んで受け入れるものです。たった10秒のアクションを受け入れた脳は、進んで3分、5分、10分と行動するようになります。考えてばかりで動けなかったときとは異なり積極的に行動するのです。

また、10秒アクションなら、10秒試してスムーズにいくのであればそのまま続けていけばいいですし、違和感があったり上手くいかなかったりすれば、すぐの別の方法に切り替えて試すことも容易です。

この記事は、最後に「『いつかはやろうと思っているんだけど』の『いつか』を『今から』に変えた瞬間、人生は動き出します。たかが10秒、されど10秒です」と言って締めくくっています。

「10秒アクション」で先延ばしの悪癖が改善されるなら、取り組む価値は十分にありそうです。