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休日のつぶやき 丑年はどんな年?

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新年、明けましておめでとうございます。

昨年はありがとうございました。今年も宜しくお願い申し上げます。

新年早々、新型コロナの話はやめるつもりでいましたが、昨日、大晦日の数字を見ると触れないわけにもいきません。

昨日の新規感染者は全国で4520人で過去最多、これまでの最多38を人も超えてしまいました。その内訳は東京1337人、神奈川588人、埼玉330人、千葉252人、愛知239人、大阪313人、兵庫193人、京都109人、福岡190人、北海道167人などとなり、東京、神奈川、埼玉、千葉、岐阜、福岡で1日の新規感染者は過去最多となっています。特に東京と首都圏の急激な増加は緊急事態宣言発出も視野に入れないといけない状況です。新年早々、緊張感と危機感を持って生活を行うしかありません。

さて、昨年も書きましたが、「お正月」は「正しい月」と書くのでしょうか?昨年1月1日のブログを貼り付けておきます。

  • 何故、「正月」は「正しい月」と書くのでしょうか?残りの11か月は正しくないのか、ちょっとひねくれたことを言いたくなります。これにはいくつかの説があるようです。まず、秦の始皇帝嬴政の誕生月を祝った「政月」のぼくづくりの部分を除いて「正月」となったというものです。次は、「正」という字は「あらたまる」という意味があるから「あらたまる月」で「正月」というものです。また、年始に豊穣と福をもたらしてくれる年神様を迎えお祝いをする、神様を迎える月なので「正月(かみのつき)」、「正」という字は「かみ」とも読むのです。そして、「正(かみ)」とは官職にもあるように筆頭、頭という意味で一年で最初の月ということになります。また、「経書」の一つ「春秋」に「隠公元年春王正月」という記載があり(これは始皇帝より400年以上前)、これをもとに夏王朝時代にできた暦で一年の最初の月を「正月」と呼ぶようになったという説もあります。どれが正しい説なのかよくわかりません。一年を通じて清く正しく美しく(安全地帯の歌にもありましたね)生きようとしても世間の垢に塗れなかな難しいものです。せめて一年のうち正月くらいは清く正しく美しくありたいものです。そういう意味で、一年の初めは「正月」でいいでしょう。

今年の干支は丑(うし)であると言われますが,正しくありません。干支のうち「支」すなわち十二支が今年は「丑」なのです。干支のうちの「干」すなわち十干が今年は「辛」です。したがって、今年の干支は正確には「辛丑(かのとうし)」です。十干は陰陽五行説から来ていて、宇宙を構成する要素は木・火・土・金・水の5つでそれぞれに兄弟がいるのです。十干は、順に甲乙丙丁戊己庚辛壬癸、読み方は順に、きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと、となります。十二支と十干の組み合わせは60通りあり60年かけて一回りするので、60歳が「還暦」となるのです。

今日は、十二支がどのようにして決まったのかという物語の話をします。

或る年末のこと、神様が、動物たちに対し「元旦の朝、自分の所にあいさつに訪れた1番から12番までを順にその年の大将としよう」と御触れを出しました。この御触れを聞いた動物たちはさまざまな計画を立てます。御触れを聞き洩らした猫は、子(ねずみ)に聞きに行きますが、子は嘘をついて元旦の次の日を伝えます。丑(うし)は足が遅いことを自覚していたので、ほかの動物たちよりも早く出発し、神様の元に向かいます。そして、一番で神様の元とにたどり着くはずでしたが、最後の最後丑の背中に乗っていた子が飛び降りて子に一番の座を奪われます。その結果、子が一番、丑が二番となったのです。子に嘘を教えられ一日日にちを間違えた猫は十二支に入ることができず、未だにネズミに恨みを抱き追い回しているというのです。

丑年の特徴は「粘り強さと誠実」です。牛は古くから農業や酪農で人を助け、大変な農作業も最後まで地道に成し遂げるということから、「粘り強さと誠実さ」が特徴とされるようになっています。

こうしたことから、丑年は「我慢(粘り強く耐える)」「これから発展する(芽が出る)」というような年になると言われています。

過去には、1961年にアメリカでケネディ大統領が誕生し、ガガーリンを乗せた宇宙船が地球一周に成功、1973年はオイルショックによる買い占め騒動、1985年にはスーパーマリオの発売、1997年には世界初となる量産型ハイブリット車プリウス発売、2009年には民主党政権成立、裁判員制度の開始などがありました。

粘り強さと誠実さをもって耐え忍べば、革新的な出来事が起きる年ではないでしょうか。

昨年度は新型コロナに振り回された1年でしたが、今年もまだまだコロナウイルスとの闘いは続き大変な年の幕開けを迎えました。しかし、粘り強さと誠実さがあれば、新型コロナウイルスに打ち勝ち、その中からイノベーションや新しいアイデアが生まれ、希望に満ちた日が訪れるのではないかと思います。そうなるように願っています。