中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

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目指せ!ハイパフォーマー経営者

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おはようございます。

今日は、新型コロナウィルスと野村克也氏の訃報以外目立ったニュースはありません。野村氏と言えば南海の名キャッチャー。ホームラン王でしたが、王さん・長嶋さんの後塵を拝し、全国的に有名になったのは監督になってからだったように思います。野球だけでなく人を育てることが上手く、野村氏を慕っている人は多いようです。お悔み申し上げます。野村氏は多くの本を書かれていますが、「リーダーとして覚えておいてほしいこと」(PHP出版)や「生き残る技術」(竹書房)などは経営者やビジネスマンにも役に立つ本だと思います。野村氏の名言をいくつか挙げておきます。

  • 好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない。
  • 1年目に種をまき、2年目に水をやり、3年目に花を咲かせましょう。
  • 組織はリーダーの力量以上に伸びない。
  • リーダーシップとは人を動かす、先を読むこと。人を動かすのは、生きがい、夢、希望、目標、目的、ビジョン、興味、関心。
  • 部下を「信じる」というのはリーダーの重要な資質
  • 失敗の根拠さえしっかりしていればいい。それは次につながるから。

さて、今日は、本の話をする日(休日)ではないので、ダイアモンドオンラインの「職場の『ハイパフォーマー社員』が仕事をしている、ちょっとした工夫」という記事を取り上げます。ここで書かれているのは、ハイパーフォーマー社員の工夫ですが、それは経営者にも当てはまることなので、「ハイパフォーマー経営者」を目指しましょう。

「ハイパーフォーマー社員」は、「定時で仕事を切り上げ、涼しい顔で帰っていき、目が回るような忙しさで仕事をしているでもない、しかし断トツの結果をたたき出す」のです。ここで必要なのは「働く時間が限られている中で、いかに結果を出すか」です。そのために、ハイパーフォーマーは何をしているのでしょうか?

まず、ハイパーフォーマーは「効率の悪い時間帯の扱い方」が上手いのです。仕事をしていると、どうしても効率の悪い時間帯が出てきます。この場合、普通のサラリーマンは、パソコンの前でダラダラと過ごしています。それでは時間だけが無駄に経過するだけです。ハイパーフォーマーは、仕事がはかどらないと判断すれば、すぐに場所を変えます。社内で移動してもいいですし、気分を変えるために外に出て喫茶店に行ってもいいと思います。ただ、外の場合、うるさくて仕事に集中できない場合もあるので注意が必要です。静かで集中できる環境があればそこを利用すべきですし、万一煩くて集中できない場合を想定してその時用の仕事を用意して持って出るべきです。

次に仕事を分類することです。「重要な仕事」と「それほど重要でない仕事」に分け、重要な仕事は集中力が続く朝の時間帯にやるのです。午後になって集中力が途切れ効率の悪い時間帯になったら、それほど重要性のない軽い仕事に切り替えるのです。

ハイパーフォーマーはこのように仕事にメリハリをつけ、時間帯に合わせた仕事をしているのです。こうすることによって、短時間に最大の結果が出せるのです。

このことはサラリーマンだけではなくすべての経営者にも当てはまることだと思います。経営者の方々も、時間をうまく利用して効率よく仕事をすれば、時短が図れるとともに、成果も高まるはずです。中小企業の場合、それは企業の経営そのものにも好影響を与えます。