中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

中小企業経営のための情報発信。中小企業から日本を元気に

目標達成 「SMARTの法則」

f:id:business-doctor-28:20210211125315j:plain

おはようございます。2日ぶりのブログ更新です。

昨日の新規感染者は全国で5万1987人で、東京は8805人で約1ヶ月ぶりに1万人を下回り、全国的にもピークアウトし減少傾向が見られます。一方で重症者数や死者数は増加傾向にあり、まだまだ予断を許しません。更に各地でステルスオミクロン株の市中感染も発生しています。ステルスオミクロン株(BA2)はオミクロン株(BA1)よりも感染色が強く、病原性が高く重症化しやすい可能性があるとされています。第6派が落ち着きを見せていますが、収束する前にBA2株の感染拡大で第7波が襲来すると言う専門家もいます。これまでの感染防止策を徹底するしかありません。岸田首相の指導力を評価する人が減少し支持率も下がっていますが、当然でしょう。政府も、しっかりとオミクロン株、ステルスオミクロン株の特徴にあった感染防止策、医療体制をとってもらいたいものです。

さて、今日は、ライフハッカーの「叶えたい夢は公言しよう。『SMARTの法則』で戦略的に具体化する」という記事を取り上げます。

今は先行きが見えずなにが正解か分からないVUCAの時代と言われますが、それは企業にとっても個人にとっても、ピンチであるように見えますが目線を換えればチャンスでもあります。未来に向けて改めて目標を立て企業戦略や人生設計ができるということです。先行きが見通せないので、思い切った夢や目標を掲げても実現できないということはない時代でもあります。

以前にも書いていますが、長期的目標を設定することは重要ですし、日本電産永守重信氏のように「10兆円企業になる」という目標を掲げる際に「やがて自家用ドローンが普及し、ロボットの数が人口を超える」「これにより精密小型モーターの受注が大幅に増える」と「ぶっ飛んだ目標」を語ります。ぶっ飛んだ目標にはストーリーがあり、聞く人をワクワクさせ、「やってやろう」という気にさせてくれます。こうして、目標達成に向けて人を巻き込むことができるのです。

この記事では、具体的な目標の立て方と、必ず達成するためのポイントについて、「お金がなくても東大合格 英語が駄目でもハーバード留学 僕の独学戦記」の著者本山勝寬氏に聞いた内容です。

1.「情熱と戦略」を目標に落とし込む

 目標といっても、各企業、個人でさまざまです。例えば、「英語が話せるようになりたい」「売上を2倍にしたい」と言っているだけでは、実現させるのは困難です。

 ここで重要なのが「SMARTの法則」に基づいた目標設定です。

 「SMARTの法則」というのは「Specific(具体性)」「Measurable(測定可能性)」「Achievable(達成可能性)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限)」の頭文字をとったものです。この法則に則って目標設定することで、より実現に近づくことができるとされています。

 ここで最も大切なの「Relevant(関連性)」です。目標達成の先にどのようなワクワクがあるのかということです。つまり、永守氏の「やがて自家用ドローンが普及し、ロボットが人口を超える」「これにより精密小型モーターの受注が大幅に増える」という「ぶっ飛んだ目標」・夢です。こうしたぶっ飛んだ目標や夢があれば、その実現に向けて情熱を燃やし、やる気が出てきます。

 しかし、情熱だけでは目標は達成できません。人間は「熱しやすく冷めやすいもの」で、何時までも情熱を燃やし続けることは困難なのです。自分が心から達成したいと思える目標であるとともに、その達成のために戦略を立てることが重要になるのです。

2.目標を細分化し、短期的目標を達成し積み重ねる

 長期的な目標を設定しても、達成までの期間が長すぎると、人の情熱は続きません。長期的な目標を細分化し、中期的な目標を設定し、更にそれを短期的な目標に細分化するのです。

 短期的な目標を設定し、それが達成できればそれを積み重ね、中期的な目標を達成し、長期的目標へとつなげていくのです。途中でうまくいかなければ、軌道修正し、目標達成に向けてがんばるのです。

 1年ごとにスローガンを決め。四半期毎、月ごと、1週間、1日と刻み、毎日PDCAを回していくのです。目標が達成できるかどうかは日々の地道な積み重ねなのです。個々で、重要なのがC(Check)です。日々の成果を振り返り、柔軟に軌道修正することです。

3.目標を公言する

 目標を設定して自分の心にとどめているよりも、その目標や夢を公言する方が実現の可能性は高まります。それには2つの理由があります。

  • 周りに言うことで退路を断ち、自分を追い込みモチベーションを高める
  • 応援してくれる人を増やす

 永守氏を始め多くの成功者が自分の夢や目標を多くの人の前で公言し、それを実現されています。退路を断ち自分を追い込みながらモチベーションを高め維持するためでありますが、語られる夢や目標にストイーリーがあり聞く人をワクワクさせ応援してくれるという点が大きいのではないかと思います。ビジネスというのは人と人との関係、つながりで成り立っているものなので、人が応援してくれるということがビジネスの成長・発展には必要不可欠です。ここでいう人には、顧客、取引先、社員などすべてのステークホルダーが含まれます。経営者の語る夢や目標に社員や株主が共感し、取引先が共感し、顧客が喜んで買ってくれるということが大切です。

4.時には優先順位をつけて、取捨選択すべき

 目標を設定するときに重要なのが取捨選択です。今年(2022年)の課題でも書きましたが、「選択と集中」が重要です。自社(自分)の強みを活かし、その強みを活かすために「選択を集中」を行なうことが大切です。

 そのためには優先順位をつけることです。ポーターが言うように「やらないことを決める」ことも大切です。まずはやらないことを決め、やることの中に優先順位をつけるのです。

5.本山式目標達成術 5つのポイント

 この記事では、最後に本山式目標達成術の5つのポイントが挙げられていますので紹介しておきます。

  1. 目標は「情熱」を持って取り組める者を設定
  2. 「SMARTの法則」に当てはめて、測定可能な数値と期限を具体的に盛り込む
  3. 年間の計画を1ヶ月後と、1週間後と、最終的には毎日の目標にまで細分化して落とし込み、「毎日目標を達成」していく
  4. 思った通りに進まなかったときは、自分を責めるのではなく川柳悪を柔軟に見直す。粘り強くPDCAを回す続けることが大事
  5. 複数の目標があるときは、優先順位を決めて「必ず達成したい目標」に絞る