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自分を知る

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おはようございます。

このところ忙しく、ブログ更新ができずに申し訳ありませんでした。今日から、また書き始めます。よろしくお願いいたします。3月21日にでまん延防止等重点措置が全面解除され、各地の人出は増加しています。昨日は全国で4万9929人、東京は8875人で21日ぶりに前週の同曜日を上回りました。数字だけで一喜一憂するわけではありませんが、春休み、お花見、新学期、新入社とイベントが目白押しです。ちょっとした気の緩みが感染を拡大させてしまいます。全面解除されたとはいえ4万人を超える新規感染者と毎日100人を超える方が亡くなっています。これまで通り感染防止策を徹底しましょう。

さて、今日は、幻冬舎GOLDONLINEの「なぜ『自分を知ること』がリーダーシップの発揮につながるのか」という記事を取り上げます。

1.自分を知る

 「言われたことしかやらず、自発的に動いてくれない」「自分の支持や思いがうまく伝わらない」「やる気がある振りはするがモチベーションが低い」といった部下への不満を抱く人は多いでしょう。

 一方で、「モチベーション不足で悩んでいる」「自分自身会社の方針に納得できず、部下にうまく説明できない」「自分の将来をうまく描けない」といった悩みを持つリーダー・上司も多いのです。

 「この仕事は重要だ」と口では部下に言っても、上司の内心に仕事への疑問があれば部下にうまく伝わるはずはありませんし、上司のモチベーションが低いのに部下のモチベーションが上がるはずはありません。モチベーションが低い上司が部下をたきつけてもついてきません。こういう状態でいきなり「リーダーシップを発揮しよう」としても必ず失敗します。「自分のことを棚に上げて」と白い目で見られるのが関の山です。

 重要なのは、「まずは自分を知ること」です。

2.彼を知り、己を知れば、百戦して殆からず

 多くのリーダーや上司は、「部下を変えよう」とします。「相手をいかに変えるか?いかに動かすか?」ではありません。自分ができていないのに、人を変えることも動かすこともできるはずはありません。己を知り、己が実践できてこそ、人は変わり動くのです。

 「彼を知り、己を知れば、百戦して殆からず」という孫子の言葉があります。

 これは、「敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分のことをよくわきまえて戦えば、何度戦っても敗れることはない」ということです。

孫子」では、実に詳細、綿密に戦略や戦術が論ぜられ、兵法の書として有名ですが、ビジネスにも通じるものがあります。

 この言葉は、「問題が生じても、その内容を吟味して、自分の力量を把握して対処すればうまくいく」ということです。

 今の時代、「敵を知る」ための「精度の高い、価値ある情報」を収集することは容易になりました。もっとも、情報過多の時代で、どれが「精度の高い、価値ある情報」かを見極める必要はあります。

 一方で、「己を知る」というのはなかなか難しいものです。

 人間に多かれ少なかれ認知バイアスがあります。認知バイアスとは、自分の思い込みや周囲の環境といった要因により、非合理的な判断をしてしまう心理現象です。

 認知バイアスの一つがダニングクルーガー効果と言われるもので、「実際の評価と自己評価を正しく認識できずに、誤った認識で過大評価してしまうこと」です。自己評価は、周囲の反応や他者の評価によっても影響される者ですが、自己評価を誤っているヒトは、周囲や他者の評価を誤っている可能性があります。自分を高く評価しているがために部下の評価を不倒に低く、あるいは高くつけてしまう可能性があるのです。

 このダニングクルーガー効果は、能力が低い人が自分を過大評価する者ですが、一方で、能力が高い人が自分を過小評価する認知バイアルもあります。

 このように、自分を正しく評価するというのは難しいものです。

 この記事では「『自分を知る』ということは『自分がどんなことを大事にしているか』『会社で何を成し遂げたいのか』『今どんな夢や目標や夢を抱いているのか』といったことを明確に理解すること」と言っています。

 自分を知る「深さ」で他人のことも理解できるようになります。自分のことを深く知ると、リーダーシップを発揮するのがラクにできるようになります。自己理解と他者理解は連動しているのです。

この記事では、自分を知る4つの方法について、次回紹介するとしていますので、このブログでも今度紹介することとします。