中小企業が日本を救うbusiness-doctor-28

中小企業経営のための情報発信。中小企業から日本を元気に

何事にも「誠実さ」が必要

f:id:business-doctor-28:20200221085250j:plain

おはようございます。

政府は、2月の月例経済報告を発表しましたが、「景気は緩やかに回復している」との基本判断を維持しました。消費税増税に伴う消費の落ち込みを認めたがらない政府の姿勢の表れです。先日、米紙ウォールストリート・ジャーナルと英紙ファイナンシャル・タイムズは、日本の消費税増税は「大失態」と酷評し、安倍政権の増税判断を批判する社説を載せました。誰が見ても消費税増税後景気が落ち込み日本経済が不透明となっていることが明らかなのにそれをごまかそうとする政府、新型肺炎に対するお粗末な対応、「桜」問題で虚偽の答弁を繰り返す安倍総理、黒川東京高検検事長の定年延長の法解釈の不当変更(黒川は大学のクラスメートなのであまり批判したくありませんが)など、不誠実かつ傲慢な安倍政権には反吐がでます。まさにここのところの国会答弁を見ていると末期症状です。早く首をすり替えないと日本は国際社会からも見放されてしまいます。政治の分野でも、その他どのような分野でも「誠実さ」は不可欠です。昨日は「素直さ」をあげましたが、「素直さ」と共に「誠実さ」も必要です。

今日は、NIKKEI STYLEの「顧客の苦情が身にしみた・・・島津製作所の社長が現場で学んだ『誠実さ』」という記事を取り上げます。

島津製作所の上田輝久社長は自らな体験・経験をもとに「リーダーは誠実でなければならない」と言われます。相手から「信用できない」と思われたら終わりです。上田社長は、顧客からのクレームに対応する中で、客先に謝りに行き顧客と向き合い誠実に対応するということを通じ相手との信頼関係が構築されその後のビジネスにつながったと言われています。「誠実さ」はリーダーに不可欠な資質です。不誠実なリーダーには誰もついてきません。誠実なリーダーだからこそ、その人を信用して部下もついてくるのです。しかし、「誠実さ」はリーダーだけでなくすべての人に必要な資質です。素直に物事を受け入れ、誠実にそれをこなしていくことから人間は成長します。それによってより良い人間関係が築けお互いに信頼関係が出来上がります。不誠実で傲慢な態度をとる者を誰も信用しません。誠実さはすべての人が身に着けるべき資質です。

また、上田社長は、国内外、社内外を問わず最先端技術を学ぶ重要性を主張されています。島津製作所が技術系の会社であり上田社長が技術職上がりの社長という面もあると思いますが、新しい技術・情報を仕入れて、自分の頭の中で加工して「ビジネスに活かすならこうではないか」と考えたというのです。昨日も書きましたが、素直に新しい情報・物事を受け入れそれを咀嚼して自分のものにして、ある程度蓄積できた段階で何が良くて何が良くないかを自分の頭で考えて判断するのです。これは技術系の会社だけでなくあらゆる企業に必要なことです。自分の頭で考え判断するためには必要な情報や知識を身につけておかなければなりません。そしてその知識は机上の学問で得られたものではなく現場・実践の中から得られるものです。

また、上田社長は自分の考えに固執するなと言われています。社長・経営者が頭でっかちになり頑固に自分の考えに固執するようになると、会社自体が硬直化して良い方向に回らなくなります。柔軟な頭であらゆる角度から物事を見るのです。そのためには「素直さ」と「誠実さ」がどうしても必要になります。企業だけでなく、人生においても失敗することはあります。その時には、即座に軌道修正する柔軟さが必要です。この時も「素直さ」と「誠実さ」があれば、速やかに軌道修正できるように思います。

社長、経営者になる人には「素直さ」と「誠実さ」を磨いてもらいたいものです。

安倍総理以下政治家にも「素直さ」と「誠実さ」を持ってもらいたいものです。あのような連中が(失礼)日本のトップにいるかと思うと情けなく恥ずかしい限りです。猛省を望みます(反省していると言葉だけ繰り返す小泉環境相もいますが)。

私自身も「素直さ」と「誠実さ」を身に着けるべく努力したいと思います。